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【地方】:中部地方、北陸地方、甲信越地方
【都道府県】:新潟県
【市町村】:新潟市東区
【面積】:38.56km2
【総人口】:128,640人(2025年6月1日)
●概要(掲載時)
■ 新潟市の東の顔として
新潟県の県庁所在地である新潟市。その中でも「東区」は、豊かな自然環境と市街地が調和し、暮らしやすさと利便性を兼ね備えたエリアとして知られています。2007年に政令指定都市となった際に誕生したこの区は、工業と商業、そして住宅地がバランスよく融合する新潟市の東の玄関口といえる存在です。海風がそよぎ、川が流れ、人々の営みが息づくこの街には、目に見える魅力とともに、長い時間をかけて培われた歴史があります。
■ 地理的な特徴
水辺と平野が描くやさしい風景
東区は新潟市の東側に位置し、西は中央区、北は北区、南は江南区と接しています。そして東には阿賀野川の流れがあり、区内には「一級河川・阿賀野川」と「栗ノ木川」などの水系が広がります。さらに日本海に面する区域もあり、川と海が近接する水郷のような趣が漂います。
地形は全体的に平坦であり、広々とした田園地帯が市街地と隣接する形で点在しています。かつては干拓地だったエリアもあり、農業と都市機能が隣り合わせで存在するのが大きな特徴です。
東区を南北に貫く国道113号や新潟バイパス、さらには鉄道路線である白新線・信越本線などの交通インフラも整っており、物流拠点としても注目を集めています。
■ 成り立ちと歴史
村から区へ、産業都市への変貌
かつて現在の東区にあたる地域は「石山村」「大形村」「木戸村」など複数の農村から構成されていました。これらは戦後の高度経済成長期にかけて、新潟市の拡大とともに徐々に都市化が進み、やがて1970年代には工業団地が設けられ、本格的な市街地形成が始まります。
特に注目されるのは「竹尾工業団地」の発展です。この地域には多くの製造業や物流業者が集まり、現在に至るまで新潟市の産業の一翼を担っています。また「新潟空港」が近接していることもあり、航空貨物の中継点としての機能も果たしています。
2007年の政令指定都市移行によって、旧新潟市の一部地域が再編され「東区」が正式に誕生。以降は行政区として独自の政策が展開され、住環境整備や文化振興、子育て支援などに力が注がれています。
■ 交通の要所
陸・海・空がつながる地
東区の地理的優位性の一つは、さまざまな交通手段が交差する拠点であるという点です。区内にはJR白新線「東新潟駅」があり、通勤・通学の足として多くの市民に利用されています。また、隣接する「新潟駅」や「新潟空港」へのアクセスもスムーズで、空の玄関としての利便性も兼ね備えています。
また、港湾施設として「新潟東港」が近くにあり、貨物輸送をはじめとして物流・流通の中核拠点ともなっています。東区はこうした陸・海・空すべての交通網に恵まれているため、企業進出や物流センターの立地にも適したエリアとなっています。
■ 生活と文化
住みよさと地域の温もり
東区は住宅地としての機能も充実しており、ファミリー層やシニア世代にも人気の地域です。区内には「空港通り」や「竹尾インター通り」などの商業エリアがあり、ショッピングセンターや飲食店も充実しています。医療施設や教育機関、図書館や公園などの公共施設も整備されており、暮らしやすさが随所に感じられます。
文化面では、毎年夏に開催される「東区夏まつり」や地域の伝統芸能披露、町内会の行事などが活発で、地域コミュニティのつながりが今なお色濃く残っています。人と人との距離が近く、助け合いの風土が根付いている点も、東区の大きな魅力の一つです。
■ 教育と子育て
次世代を育む土壌
東区は教育環境にも力を入れており、複数の小中学校、高校が点在しています。「東新潟中学校」や「藤見中学校」などは地域に根ざした学校として知られており、PTAや地域住民との連携による教育活動も盛んです。
また、保育園やこども園、児童館も整備されており、共働き世帯や子育て世代への支援体制が整っています。近年では「子ども食堂」や「子育てサロン」などの取り組みも広がり、子どもたちが健やかに育つための環境づくりが進んでいます。
■ 自然との共存
潟と河川がもたらす潤い
都市機能が整った東区ですが、その一方で豊かな自然環境も健在です。「阿賀野川河川敷」は市民の憩いの場として親しまれており、ジョギングや散歩を楽しむ人々の姿が見られます。また、「松浜橋」からの眺めは、阿賀野川の雄大な流れを堪能できる絶景ポイントです。
区内には農地も多く、地元産の野菜や米は新潟市内の市場でも高い評価を得ています。とくに地場野菜を使った直売所やマルシェは人気で、都市に住みながら新鮮な農産物を手に入れることができます。
■ 多様性と共生のまちづくりへ
今後の東区は、多様な価値観とライフスタイルを受け入れる「共生都市」としての成長が期待されています。住宅地の再整備や高齢者福祉の充実、子育て支援の拡充だけでなく、外国人市民との共生やユニバーサルデザインの導入といった分野にも力が入れられています。
また、デジタル化やカーボンニュートラルへの対応といった新しいテーマにも積極的に取り組んでおり、企業誘致と市民サービスの質の両立を図る施策も進行中です。
■ 東区が描く暮らしの風景
新潟市東区は、農業、工業、住宅地、そして自然と文化がバランスよく調和した「まち」として、日々進化を続けています。阿賀野川の水の流れのように、時代とともにかたちを変えながらも、根底には穏やかで温かな暮らしのリズムが流れ続けています。都市の一部でありながら、どこか人間らしい距離感と懐かしさを感じさせてくれる東区――そこには、世代を超えて受け継がれる地域の記憶と、未来を見つめる眼差しが共存しています。
●地域(掲載時)
■ 松浜地区
松浜は日本海に面する港町で、漁業や海の暮らしが色濃く残る地域です。昔ながらの民家が連なり、祭りや伝統行事も数多く残されています。松浜みなと公園は、海を眺めながら散歩できる人気スポットであり、松浜中学校や松浜小学校など、地域に根付いた教育施設も存在します。
■ 下木戸・牡丹山地区
このあたりは住宅地としての開発が進んでおり、マンションや戸建て住宅が立ち並ぶエリアです。交通アクセスも良好で、バス路線も多く、中央区との行き来がしやすい場所としてファミリー層に人気があります。近年は大型スーパーやドラッグストアも増え、生活利便性が大きく向上しています。
■ 石山・東中島周辺
この地区は阿賀野川に近い場所にあり、比較的自然に囲まれたエリアです。田畑も多く残されており、農業と住宅が共存する落ち着いた環境が魅力です。石山駅(JR信越本線)は、新津方面や新潟駅方面へ通勤・通学する人々の重要な拠点として機能しています。
■ 空港西・空港通エリア
新潟空港があるこの地域は、交通の要衝としてビジネス利用者にも重要な意味を持ちます。空港の周囲には物流施設や関連事業者も多く、経済活動の一端を担っています。また、新潟空港からは国内だけでなく一部国際線も就航しており、地方都市ながら空の玄関口としての役割を果たしています。
●代表的な観光スポット(掲載時)
★山の下みなとタワー
概要:高さ約40m、地上7階・地下4階構造の展望塔兼換気塔で、地上6階は展望展示室。信濃川河口から日本海・佐渡を一望できます。夜は港と市街地の夜景スポットに。
おすすめ時期:夕暮れ~夜間。晴天日なら景色◎。
アクセス:JR新潟駅からバスで「山の下タワー」下車すぐ、車は専用駐車場あり。
費用:展望室無料。
★山の下みなとランド
概要:隣接する港湾公園内に夏は海・飛行機・船を眺めながら、帆船型大型遊具や複合アスレチックがあります。親子連れに人気!
おすすめ時期:春から秋。海風が気持ちいい夏。
アクセス:みなとタワー裏手すぐ。バス/車利用可。無料駐車場あり。
費用:無料。
★山の下海浜公園
概要:飛行機・船がすぐ見える海辺の公園。健康遊具や芝生もあり、散策に最適。
おすすめ時期:春~初秋、特に桜やアジサイの季節は彩り豊か。
アクセス:みなとランドと同じくタワーそば。バス/車。
費用:無料。
★新潟空港
概要:国内線6路線を持つ玄関口。屋上展望デッキや飛行機の離発着を間近に観察可。
おすすめ時期:年間通じて利用OK。秋の夕暮れが特におすすめ。
アクセス:JR越後線「新潟空港駅」より徒歩すぐ、またはバス。車用駐車場有料。
費用:空港見学は無料(駐車場別途)。
★じゅんさい池公園
概要:池と桜林・野鳥観察エリアを持つ自然公園。歴史ロマンウォーキングコースの起点にもぴったり。
おすすめ時期:春の桜と初夏の新緑。紅葉も美しい。
アクセス:バス「河渡中央公園」から徒歩圏。または自家用車駐車場あり。
費用:無料。
★薬師庵・藤戸神社
概要:薬師如来像が祀られる歴史的寺院と、源義経伝説が伝わる神社。地域の信仰と伝承を感じられます。
おすすめ時期:年間OK。春秋の静かな風景が良。
アクセス:じゅんさい池エリアより徒歩または車数分。駐車場小規模有。
費用:拝観無料(御朱印等は別途)。
★大形神社
概要:黄色の「うこん桜」が春風情。由緒ある古社で地元の文化行事も開催されます。
おすすめ時期:桜シーズン(4月中旬)。初詣も賑わう。
アクセス:バス停「大形神社前」徒歩すぐ、車は隣接駐車場有。
費用:無料。
★寺山公園
概要:広大な敷地に大型遊具が集まる、家族で訪れたい公園。隣接にスポーツセンターあり。
おすすめ時期:春の花、夏の緑、秋の紅葉シーズン。週末のピクニックに最適。
アクセス:JR越後線「越後赤道駅」からバス/車可。駐車場有料または無料区画あり。
費用:無料。
★新潟市東総合スポーツセンター
概要:ドーム型アリーナ、屋内ランニングコース(1周200m)、クライミングルーム等を備え、運動・イベント施設として活用可。
おすすめ時期:通年利用可。特に冬場のスポーツに有効。
アクセス:JR信越本線「新潟駅」南口からバスで「はなみずき」下車、徒歩3分。車なら「新潟空港IC」より10分。
費用:大人250円/回(個人利用)、小人100円、クライミング300円、屋外遊具無料
★工場夜景スポット
概要:東区の工業地帯に点在する工場群を夜間にライトアップ。写真映えするスポット多数。
おすすめ時期:夏~冬、クリアな夜が美しい。工場が稼働する夜間がベスト。
アクセス:車またはタクシー、ガイド付きツアー推奨。
費用:見学は無料(一部私有地は要申請や有料)。
★山の下船江町浜海水浴場
概要:消波ブロックで波が穏やか、家族向けの安全な海水浴場。砂浜と海風を楽しめます。
おすすめ時期:夏季(7~8月)。海水浴客に人気。
アクセス:車かバス。駐車場あり。
費用:無料(駐車場は有料の場合あり)。
★山ノ下市場
概要:地域の台所としての市場で、新鮮野菜や海産物が手に入る朝市も開催。食文化を感じる場として注目。
おすすめ時期:季節野菜や旬の魚が並ぶ春~初夏。
アクセス:バス「山の下市場」停すぐ。車の駐車場あり。
費用:買い物金額により変動。
★大山台公園
概要:展望台と迷路遊具を併設、子供も大人も楽しめる自然と遊びの場。
おすすめ時期:春~秋、紅葉シーンも◎。
アクセス:バスまたは車。駐車場あり。
費用:無料。
★阿賀野川河川公園
概要:広大な川沿い緑地。散歩、ジョギング、野鳥観察に最適な自然公園。バーベキュー場も利用可。
おすすめ時期:春~秋、花見やピクニックに適。
アクセス:河渡・山の下エリアよりバスか車で容易。駐車場有。
費用:無料(一部有料施設あり)。
★巻菱湖記念館
概要:江戸後期の書家であり蘭学者「巻菱湖」を顕彰する記念施設。書や遺品展示、文化イベント開催。
おすすめ時期:文化鑑賞に通年◎。特別展示時は要チェック。
アクセス:バス「巻菱湖記念館前」下車徒歩すぐ、車は専用駐車場。
費用:300~500円程度(展示内容により変動)。
★猫カフェ「空陸家」東店
概要:保護猫と触れ合えるカフェ。家族連れもOK、癒しのひと時を提供。
おすすめ時期:雨の日や休憩にぴったり。
アクセス:バスor車アクセス、駐車場あり。
費用:入場30分700円~、延長料金あり。
★石窯パン工房サフラン大形店
概要:焼きたてパンが並ぶ人気ベーカリー。木のぬくもりある内装でイートイン可。
おすすめ時期:通年、特に朝限定メニュー狙い目。
アクセス:バス「大形店前」徒歩すぐ。車は店内駐車場あり。
費用:パン1個150~400円程度。
★24スイーツショップ新潟粟山店
概要:全国の有名スイーツが24時間無人販売。パフェ・ケーキが揃う話題店。
おすすめ時期:いつでもOK。お土産にも◎。
アクセス:車推奨、無料駐車場完備。
費用:250~800円程度の商品が中心。
★グリルキャンプ新潟店
概要:焼肉・寿司・韓国料理・スイーツなどビュッフェ形式で最大限楽しめる進化型食べ放題。
おすすめ時期:週末ランチや祝日に家族・友人と。
アクセス:車が便利。駐車場あり。
費用:ランチ1500円~、ディナー2000円~。
★新潟ふるさと村
概要:特産品ギャラリー、体験工房、花畑、イベントホールなどを兼ね備えた観光施設。チューリップや地元名産の展示が魅力です。
おすすめ時期:春(特にチューリップフェスティバル)、秋の収穫祭シーズン。
アクセス:車は新新バイパス「松崎IC」からすぐ。バスはJR新潟駅から直通便あり。駐車無料。
費用:入場無料。体験工房やイベントは別途数百円~。
★牡丹山諏訪神社(古墳遺構)
概要:東区内に残る古代のロマン溢れる一帯。境内からは“渟足柵”時代の遺構を感じられ、歴史好きに人気。
おすすめ時期:春秋の穏やかな気候。歴史散策にぴったりのタイミング。
アクセス:バス停「牡丹山」から徒歩10分程度。車は狭めなので近隣公共駐車場利用。
費用:無料。
★松ヶ崎掘割(水路史跡)
概要:江戸期に整備された分水路のひとつで、当時の水利用技術の証。散歩コースとしても人気。
おすすめ時期:春から秋にかけて、川沿いの緑の美しさが際立つ。
アクセス:バス「松崎掘割」下車すぐ、または車・徒歩ルートあり。
費用:無料。
★船の道(通船川跡周辺)
概要:阿賀野川の支流沿いに整備された遊歩道。かつての運搬路が今は自然散策に最適な小径に。
おすすめ時期:桜→新緑→紅葉の移り変わりシーズン。川風が心地よい。
アクセス:バス/車で「通船川跡」へ。徒歩ルート沿い複数アクセスあり。
費用:無料。
★越後堀之内駅エリア(ローカル電車旅)
概要:JR越後線の小駅で、「鉄道旅」を楽しむプラスアルファのスポット。付近には緑豊かな景観があります。
おすすめ時期:新緑・紅葉の季節に癒やし散策。駅舎めぐりにも◎。
アクセス:越後線「越後堀之内駅」下車すぐ。
費用:電車運賃450円程度。
★中地区運動広場
概要:野球場・テニスコート・ゲートボール場を備える区営スポーツ施設。地元の賑わいが感じられます。
おすすめ時期:春~秋、日差しが弱まる夕方がのんびりしていて◎。
アクセス:車またはバス。駐車場あり。
費用:施設使用料:1時間あたり数百円~。
★極楽湯 松崎店
概要:東区の憩いの湯。ジェットバス、サウナ、週替わりイベントが人気。
おすすめ時期:通年(寒い日はもちろん、夏のクールダウンにも)。
アクセス:車が便利。駐車多数。バス停も近くに設置。
費用:大人450円~、イベント割引あり。
★阿賀野川クルーズ(船の眺望体験)
概要:信濃川・阿賀野川を船でゆったりクルーズ。工場地帯や自然を水から楽しめます。
おすすめ時期:春から秋。晴れた夕景クルーズもロマンチック。
アクセス:出発地は東港区または中央区。バス・タクシー利用推奨。
費用:1,500~3,000円程度/人。
★港~港ウォーキングコース
概要:「あるっく」マップ推奨の約13 kmコース。港風景、飛行機、工場夜景まで満喫できるルート。
おすすめ時期:秋の穏やかな日、ウォーキング&フォトに最適。
アクセス:スタート地点は山の下みなとタワー。JR新潟駅・バス利用推奨。
費用:地図無料。各スポット入場料別。
★歴史ロマンコース(ウォーキング)
概要:じゅんさい池や薬師庵、大形神社など、歴史と自然を味わう 約5.7 km散策コース。
おすすめ時期:桜&花の季節、穏やかな春の午後など。
アクセス:じゅんさい池公園起点。公共交通または車。
費用:地図無料。神社・寺院への寄付希望。
★新潟港ライトアップ(夜景スポット)
概要:夜の工場群や新潟港を眺める夜景鑑賞地。写真映え狙いにも人気。
おすすめ時期:秋~冬の晴れた夜。クルーズも合わせて◎。
アクセス:車またはタクシー、写真スポット近くに駐車可。ガイドツアーも。
費用:夜景観賞無料。クルーズは別途。
★山ノ下市場(朝市体験)
概要:名産や地元食材を集めた朝市。朝の散策と食文化体験に最適。
おすすめ時期:旬の春~初夏の早朝。
アクセス:山ノ下エリア、バス停近く。車駐車場あり。
費用:買い物額に比例。
★富士タクシー(撮影スポット巡り)
概要:背景に映えるタクシー営業所など、インスタ映え撮影にも◎な地元スポット。
おすすめ時期:通年。車体&ロゴ背景に趣あり。
アクセス:営業所近くに停車・撮影可。利用は許可要。
費用:撮影無料。乗車は実運賃。
★こがね鮨(グルメ体験)
概要:地元で人気の寿司店。観光客も訪れる本格的な鮨を提供。
おすすめ時期:いつでも。旬のネタ狙いなら季節限定がおすすめ。
アクセス:区内中心部、バス・車共にOK。駐車場あり。
費用:ランチで1,000~2,000円、夜は3,000円~。
●主な交通手段(掲載時)
■ JR白新線
観光の動脈を担う在来鉄道
東区を訪れる際、まず目を引くのが「JR白新線」の存在です。この鉄道路線は、新潟駅から新発田方面へ向かって伸びており、東区内では「東新潟駅」が主要な拠点となります。観光客にとっては、新潟駅からわずか1駅でアクセスできるこの駅を活用することで、スムーズなエリア内移動が可能になります。
東新潟駅はビジネスホテルや飲食施設も近隣にあり、移動の中継点としても便利な立地にあります。鉄道ファンでなくとも、静かなローカル線の車窓から見える水田や住宅街の風景は、旅情をそそる要素となるでしょう。
■ 路線バス
地域をつなぐ生活の血流
新潟市東区では、にいがた交通グループを中心に多様なバス路線が運行されています。バスは鉄道の通っていないエリアにも網の目のように広がっており、観光で訪れる寺社仏閣、公園、地域商業施設へ行く際にはとても重宝されます。
たとえば、「大形本町線」や「石山・山ノ下線」などは、住宅地から観光地を通るルートとなっており、地域の人々と同じ空間を共有しながら旅ができる魅力があります。運賃は大人一律210円(小児は半額)で、交通系ICカード「りゅーと」も使用可能です。
また、1日フリー乗車券(バス用)を活用することで、乗り降り自由のフットワークの軽さを手に入れることができます。
■ 新潟市観光循環バス
観光に特化したユニークな移動
通常のバスとは異なる観光に特化したバスサービスとして、新潟市が運行する「観光循環バス」があります。運行ルートは主に中央区を中心に構成されていますが、一部の便では東区に接近するルートもあります。
これらは特に観光地をピンポイントでめぐる設計となっており、東区から中心部へ短時間で移動したい場合にも便利です。車窓の案内ナレーション付きで、まるでミニ観光ツアーのような体験ができるのも特徴です。
■ レンタカー
自由度と快適性を求めるなら
より自由度の高い移動手段を求めるなら、レンタカーの活用も選択肢に入ります。東新潟駅や新潟駅周辺には複数のレンタカー会社(トヨタレンタカー、ニッポンレンタカー、タイムズカーなど)があり、オンラインでの予約も可能です。
東区は道幅が広く比較的運転しやすいため、初めての土地でも安心してドライブできるでしょう。また、海岸沿いや河川敷など自然に触れたいスポットを巡る場合にも、レンタカーは大きな味方となります。
ただし、観光施設によっては駐車スペースが限られている場合もあるため、事前の確認を忘れずに。
■ レンタサイクル
街の鼓動を肌で感じる旅へ
徒歩より少し遠く、バスや車では早すぎる。そんな中間の距離を心地よく埋めてくれるのが「レンタサイクル」です。新潟市では、市内の主要スポットに設けられた「にいがたレンタサイクルステーション」で自転車の貸し出しを行っています。
東区内には「河渡マーケットシティ」や「下木戸」など複数のサイクルポートが設けられており、観光客も気軽に利用可能です。料金は最初の1時間100円、以降30分ごとに追加料金が発生する仕組みで、観光地めぐりにぴったりの価格設定です。
また、春や秋には、阿賀野川河川敷をサイクリングで走り抜けるのも一興。風を切って走る爽快感は、旅の記憶に鮮烈に残るはずです。
■ 徒歩で楽しむエリア散策
ゆっくりとした旅の醍醐味
移動手段という観点では忘れがちですが、東区は実は「歩いて楽しむ」旅もおすすめできる地域です。コンパクトにまとまった街並みと、車通りの少ない道が多いため、散歩がしやすい環境が整っています。
特に「山の下みなとタワー」や「松浜町の海岸」周辺は、歩きながらの散策が向いているエリア。地元のベーカリーや個人商店、趣のある神社仏閣をめぐることで、その土地の文化を体で感じられるでしょう。
■ タクシー
柔軟かつ迅速な移動の味方
公共交通機関が少ない時間帯や、複数人での移動、あるいは急ぎの移動にはタクシーが心強い味方になります。東区内には複数のタクシー会社が営業しており、電話予約やアプリ配車に対応しているところも多くあります。
初乗り料金は約630円(1.2km程度)からスタートし、短距離の移動にもちょうど良い価格感です。特に大形駅・東新潟駅・商業施設周辺などにはタクシー乗り場が整備されており、スムーズに利用できます。
■ バスと自転車を組み合わせた移動
効率の良いルート構築法
移動時間を無駄なく活用したい場合には、「バス×自転車」というハイブリッドな移動スタイルがおすすめです。目的地に近いバス停までバスで移動し、そこから自転車で周辺を探索すると、行動範囲が飛躍的に広がります。
たとえば、東区の「河渡マーケットシティ」でバスを降り、自転車に乗り換えて「臨港町通り」沿いのベイエリアまで向かうというようなルートは、移動効率と景観の楽しさの両方を満たしてくれるでしょう。
■ 地域の交通案内所・観光案内所を活用しよう
市内の観光案内所では、リアルタイムの交通情報や、各移動手段の最適ルートの相談にも応じてくれます。東区には「新潟市東区役所」内や、大型ショッピングモールのインフォメーションコーナーに観光案内パンフレットが常備されており、マップやルート表を無料で手に入れることができます。
旅行のスタイルに応じて、移動手段をその都度変えていく柔軟さが、東区観光の醍醐味ともいえるでしょう。
●代表的な名物・名産品・特産品(掲載時)
★山ノ下納豆
糸を引くなめらかさが特徴の伝統的納豆。地元産大豆を使い、ふっくら柔らかい食感です。
必要な費用: 詰め合わせパック約2,000~2,500円
★肴豆納豆
黒埼茶豆に匹敵する甘みと旨みを醸す大粒納豆。おつまみにもぴったりの一品。
必要な費用: 約2,200~2,500円/パック
★笹だんご(笹ざくら)
もち米とこし餡を笹の葉で包んで蒸し上げた和菓子。笹の香りがふんわり漂います。
必要な費用: 6~8個入りで3,000~3,500円
★新潟産天然はちみつ
地元養蜂家による採取直送の純はちみつ。フルーティでまろやかな甘味が際立つ逸品。
必要な費用: 500 g瓶で4,500~5,500円
★越後味噌漬け焼き魚
良質な魚を越後味噌に漬け、じっくり焼き上げた惣菜。家で温めるだけでOK。
必要な費用: セットで3,000~4,000円
★煮魚・焼き魚セット
淡泊な魚を味噌 or 西京味噌に漬けた調理済みセット。湯煎やレンジでお手軽に。
必要な費用: 4,000~4,500円前後
★十全茄子漬け&和風キムチ
茄子の甘さと塩加減のバランスが絶妙な十全茄子漬けと、風味豊かなキムチの詰め合わせ。
必要な費用: 約4,000~4,500円
★新潟ローストポーク(TERRA)
東区産豚肉を丁寧にローストし、しっとりジューシーに。おつまみやサラダに最適。
必要な費用: 500 gで2,500~3,500円
★かんずり(雪さらし唐辛子)
妙高地区発、唐辛子と柚子・麹を3~4年熟成。雪の上で塩抜きする独自製法が味わいの秘密。
必要な費用: 小瓶1,000円前後
★くろさき茶豆
甘みと香りに優れた黒埼産枝豆。軽くゆでるだけで極上の味わいに。
必要な費用: 500 gで600~800円
★へぎそば
海藻「ふのり」をつなぎに使う蕎麦。ツルツル&コシ強の喉越しが特徴。木箱「へぎ」で提供されます。
必要な費用: 小盛り2,000~2,500円/人前
★新潟タレカツ丼
薄切りカツを醤油ベースの甘辛ダレにくぐらせ、ご飯にのせるスタイル。卵でとじません。
必要な費用: 800~1,200円/一杯
★イタリアン(洋風焼きそば)
太めモチモチ麺にミートソースをかけた、地元発祥のスナック系B級グルメ。
必要な費用: 約400~500円
★鶏の半身揚げ
しっとりジューシーな鶏半身を大胆に揚げた料理。カレー風味が定番の味付け。
必要な費用: 1,000~1,300円
★わっぱ飯
杉の器に薄味のだしご飯+旬の魚介を載せて蒸した、新潟らしい一品。
必要な費用: 1,500~2,200円/人前
★のっぺ(郷土煮物)
里芋・人参・ごぼう・鶏などを優しい出汁醤油で煮た、粘りのある汁物料理。行事ごとにも登場。
必要な費用: 600~800円/小鉢
★越後すし丼
新潟港で水揚げされた白身魚+イクラなどを豪快に盛った海鮮丼。魚醤風しょう油で味を調えます。
必要な費用: 1,500~2,500円/一杯
★のどぐろ炙り丼
高級魚「のどぐろ」を軽く炙って載せた丼。脂ののりと旨味がたっぷり。
必要な費用: 2,000~3,500円/一杯
★日本酒(地元酒蔵各種)
新潟市内にも複数の蔵元があり、「淡麗辛口」が中心。地元飲み歩きにもぴったり。
必要な費用: 300~800円/一合
★越後姫(いちご)
ジューシーで甘みが強いブランド苺。大粒で香りも豊かな県自慢のフルーツ。
必要な費用: 6~8粒で1,500~2,000円
●人気のお土産(掲載時)
★新潟県産・天然はちみつ(新潟養蜂/三田さん)
養蜂歴30年超のベテランが丹精込めて育てた5種の蜂蜜。濃厚な甘さと花の香りがしっかりと感じられます。パンやヨーグルトとの相性も抜群。
必要な費用:5,000円前後(送料込み)
★越後味噌漬け焼き魚(万越屋)
脂乗り良い魚を越後味噌で漬け込み、ふっくら焼き上げた一品。レンジで温めるだけで本格的な味わい。
必要な費用:3,500円~
★西京漬け焼き魚(万越屋)
西京味噌の上品な甘みが魚にしみ込んで、しっとりジューシー。簡単調理でおもてなしの一品に。
必要な費用:3,500円~
★山ノ下納豆詰め合わせ(株式会社山ノ下納豆)
新潟市で100年近い歴史を持つ、ふっくらやわらか食感の定番納豆セット。常温配送OKでお土産にも安心。
必要な費用:2,280円~
★粒を味わう納豆(肴豆タイプ/山ノ下納豆)
肴豆の深いコクをそのまま味わえる、こだわりの納豆。味にしっかりパンチがあるので、ご飯にも酒の肴にも◎
必要な費用:2,280円~
★十全茄子漬け(越後漬物工房 舞舞)
水分たっぷり、ジューシーで噛むほどに広がる茄子の風味。冷蔵で新鮮な状態を楽しんでください。
必要な費用:3,900円~
★ドイツソーセージ詰め合わせ(メッツゲライ・テラ)
スパイシーで肉感あふれるドイツ風ソーセージ。ボイルするだけでプリッと食感が蘇り、ビールとの相性抜群。
必要な費用:3,960円~
★フライッシュケーゼ(メッツゲライ・テラ)
薄切りでおつまみに・厚切りで食卓の主役に。噛むごとに肉の旨味とスパイスがやさしく香る一品。
必要な費用:4,460円~
★9. 笹だんご・笹ざくら(港製菓)
笹の葉で包んだよもぎ団子で、冷凍保存可能。もちもち&やさしい甘さで地元民にも愛される定番。
必要な費用:3,300円~
★どら焼き(チーズ/アーモンドバター 他/西盛屋東店)
チーズ入りやアーモンドバター入りなどバラエティ豊か。しっとり生地に濃厚クリームがマッチ。
必要な費用:194~216円/個
★りんごのガレット(西盛屋東店)
バターと卵たっぷりの生地に、煮詰めたりんごがぎっしり。甘酸っぱさと甘みのバランスが絶妙。
必要な費用:237円/個
★笹団子(地域版・田中屋本店)
定番中の定番!よもぎの香りが強く、つぶあん・こしあんなどバリエーションも豊か。お手軽価格が嬉しい。
必要な費用:300~500円/個程度
★飴もなか(長命堂飴舗)
サクッとした最中皮に甘い飴が入ったユニークな和スイーツ。老舗ならではの素朴な美味しさ。
必要な費用:300~600円程度
★元祖柿の種(浪花屋製菓)
新潟の米を使った、しょうゆ風味で辛さ控えめ、香ばしさ際立つ柿の種。全国にファン多数。
必要な費用:400~800円程度
★サラダホープ(亀田製菓)
軽やかな塩味とエアリーな食感がクセになる、新潟限定の米菓スナック。お子様にも人気。
必要な費用:200~500円
★朱鷺の子(にいがた匠の杜)
淡いピンク色のかわいらしい最中に、しっとり餡が詰まった上品な和菓子。ギフトにもぴったり。
必要な費用:600~1,200円程度
★越後のあわ雪 ミルクショコラ味(越後製菓)
ふわっと軽いパフの中に、ミルクチョコレート。口の中で瞬時に溶ける食感が心地よい一口サイズ。
必要な費用:300~600円
★雪の香ソフトクッキー(雪の香テラス)
サクサク香ばしいクッキーにほんのりバターの風味。シンプルなのに癖になる味わい。
必要な費用:400~800円
★出陣餅(かなざわ総本舗)
餅を上質な砂糖で包んだしっとり食感。甘さ控えめで飽きのこない老舗の味。
必要な費用:500~1,000円
★にいがた琥珀(百花園本店)
琥珀色のグミのような和菓子。光にかざすとキラキラ反射し、柚子・抹茶・苺など地元フレーバーが楽しい。
必要な費用:1,200~1,800円(内容量による)
●代表的な食文化・ご当地グルメ(掲載時)
■ 海のそばだからこそ味わえる「新潟東港の浜焼き」
新潟市東区の象徴的存在といえば「新潟東港」。ここには新潟漁協の市場が近接し、新鮮な魚介が集まります。そんな立地を活かして発展したのが、いわゆる“浜焼き文化”です。
市場に隣接する施設や食堂では、地元で水揚げされたばかりのサバ、イカ、カレイなどをその場で炭火焼きにして提供。魚の脂が火に落ちて立ちのぼる香ばしい香り、パチパチと焼ける音が食欲を刺激します。観光客だけでなく、地元の家族連れや漁業関係者にも大人気。なかでも旬の時期に味わえる「のどぐろの塩焼き」は、東区ならではの贅沢な逸品です。
■ 東区の“畑の恵み”を味わう「地場野菜のけんちん汁」
海だけではなく、大地の実りも見逃せないのが東区。特に農地が広がる下木戸・藤見地区などでは、四季折々の野菜が収穫されており、それを使った郷土料理「けんちん汁」が冬の定番メニューです。
大根、ごぼう、人参、里芋、豆腐といった素材を、ごま油で軽く炒めてから、じっくり煮込む。味付けは味噌仕立て、もしくは醤油系のすまし仕立てが主流で、地区によって微妙に味が異なるのも面白い点。地元の家庭では、年末年始や地域の祭礼時などにふるまわれ、身体を芯から温めてくれます。
■ 発酵文化の結晶「東区仕込みのどぶろく・味噌・漬物」
新潟は発酵食文化が深く根付いた地域として知られていますが、東区も例外ではありません。なかでも特色あるのが「自家製どぶろく」や「味噌」、「塩漬け野菜」です。
とある家庭では、昔ながらのどぶろくを親族が受け継いで仕込み、地元の品評会でも注目を浴びています。また、東区内の味噌蔵では、米どころ新潟ならではの米麹を活かした甘めの味噌が製造されており、「味噌汁だけでごはん三杯いける」と評判です。
漬物に関しても、茄子、胡瓜、大根などを天然塩で漬け込み、家庭で育まれた味を大切にする文化が続いています。これらは観光客向けに商品化もされており、お土産としても好評です。
■ 老舗が守る伝統の味「東区のラーメン文化」
実は新潟市は“ご当地ラーメンの聖地”とも称されるほど、バリエーション豊富なラーメン文化が発展しています。東区も例外ではなく、特に“あっさり醤油”と“背脂系”の二大勢力が地元民に親しまれています。
東区木戸エリアにある老舗ラーメン店では、煮干しと昆布からとった和風出汁に細麺を合わせた正統派ラーメンを提供。トッピングはシンプルにネギとチャーシューのみ。毎日通っても飽きが来ないと、常連が絶えません。
また、若い世代には“背脂チャッチャ系”のガッツリラーメンも人気。にんにくの効いたパンチのあるスープと極太麺が、一度食べたらクセになると評されています。
■ 和菓子と茶の文化が残る「東区の甘味処」
食事のあとの“甘いもの”も、東区にはしっかりと根付いています。創業百年を超える和菓子屋では、季節の素材を使った上生菓子や、昔ながらの“きんつば”、“くずまんじゅう”が店頭を彩ります。
また、最近では古民家を改装した甘味処も増え、抹茶と一緒にいただく“あんみつ”や“白玉ぜんざい”など、現代風にアレンジされた和スイーツが女性客を中心に人気です。
地元の高校生が放課後に立ち寄る姿も見られ、老若男女に愛される甘味文化が今も息づいていることを感じさせます。
■ 地元パン屋が誇る「発酵バターのあんバタロール」
東区では、地元ベーカリーが開発した「発酵バター×粒あん」のロールパンが密かなブームに。これは北海道産の発酵バターと新潟県産の小豆を絶妙なバランスで包み込んだ贅沢な一品で、朝食やおやつにぴったりです。
パン屋では朝焼きたてを並べるとすぐに売り切れてしまうほどの人気で、遠方から取り寄せるリピーターもいるとか。東区民の“ちょっとしたご褒美”として定着しつつあります。
■ 食堂文化の中心「定食屋のボリューム飯」
新潟市東区には、サラリーマンや学生に愛される“ボリューム定食”の名店が点在しています。焼き魚定食、唐揚げ定食、野菜炒め定食など、昔ながらの品揃えを維持しながら、ワンコイン台~800円程度でお腹いっぱい食べられるコストパフォーマンスの良さが魅力です。
また、味噌汁の具材が日替わりだったり、小鉢に地元野菜の煮物が添えられたりと、ちょっとした家庭のぬくもりを感じられる演出が嬉しいポイント。こうした庶民的な“ごはん屋”こそ、東区のリアルな食文化を物語っています。
■ ソウルフード化した「東区のタレカツ丼」
新潟市全体では“タレカツ丼”が有名ですが、東区でもその文化はしっかり根付いています。ここでは、卵でとじない薄めのとんかつに、甘辛の醤油ダレをさっとくぐらせてご飯に乗せたタイプが主流。
衣は軽く、肉はジューシーで、タレの香ばしさが食欲をかきたてます。人気食堂では、1日200杯以上出ることもあるというから、その人気は本物。学生向けに“カツ4枚乗せ”のメガ盛りサイズもあり、食べごたえ十分です。
■ 海と大地が育んだ“食の宝庫”・新潟市東区
東区は、海辺の町と農村の文化が交わる場所。だからこそ、魚介類と野菜、そして米や味噌など、あらゆる“食の原点”が揃っています。そしてそれらを支えるのは、家庭の味、地元店のこだわり、受け継がれる手仕事です。
どこか懐かしく、それでいて新しい。新潟市東区の食文化は、そんな“ぬくもりのある味”で私たちの心と体を満たしてくれます。訪れた際には、ぜひ一皿ひと皿に込められた物語に耳を傾けながら、じっくり味わってみてください。
●代表的な祭・イベント(掲載時)
★新潟分屯基地 夏祭り2025
概要:普段は立ち入れない航空自衛隊の基地内が開放され、救難ヘリや機体展示、盆踊り、太鼓演奏、エア遊具、ミニトレインなどが楽しめる。
おすすめの観光時期:2025年7月11日(金)17:00~20:00の夕暮れ開催。
アクセス:JR新潟駅からバスまたはタクシー利用、基地周辺には駐車場なし。
費用:無料(手荷物検査あり)。
★こい来いフェスタ(寺山公園GWイベント)
概要:子ども向けステージ・プロレスショー・音楽ライブ・フリマ・キッチンカー・防災体験などが詰まったゴールデンウィーク恒例イベント。
おすすめの観光時期:5月3日~5日(GW期間中)。
アクセス:公共バス「はなみずき」下車徒歩5分。駐車場は混雑。
費用:参加は無料(出店・有料ブースあり)。
★東区げんきフェス
概要:寺山公園で開催される地域活性化フェス。ステージ発表やマルシェ、キッチンカーが並ぶ秋の祭典。
おすすめの観光時期:2025年10月5日(日)。
アクセス:市バス・徒歩にて寺山公園まで。
費用:無料(飲食・物販は有料)。
★東区オープンファクトリー2025
概要:区内産業や工場を開放し、企業見学・体験ができる見どころ満載の産業ツアー。学生による展示も見どころ。
おすすめの観光時期:2025年10月24日・25日。
アクセス:参加工場により異なるが、工場直通バスや集合場所からシャトルあり。
費用:無料(一部有料体験あり)。
★東区こどもまつり
概要:子育て応援プログラムとして、公民館・児童館が連携し、親子で楽しむ創作やゲーム、展示イベント。
おすすめの観光時期:例年2月下旬~3月初旬。
アクセス:東区プラザ(区役所1階)へ公共交通推奨。
費用:無料。
★東区工場夜景バスツアー
概要:夜間に工場群がライトアップされる景色を巡るバスツアー。写真撮影好きに人気。
おすすめの観光時期:令和7年度は夏~秋に全4回予定。
アクセス:集合は新潟駅または区役所周辺からバス出発。
費用:有料(回により異なるが数千円程度)。
★東区公民館 音楽芸能祭(おんげいフェス)
概要:区内団体による音楽・舞踊・演劇などの発表会。地域文化の交流拠点。
おすすめの観光時期:例年初夏。令和7年度でも開催予定。
アクセス:最寄りの公民館を利用、徒歩またはバス。
費用:入場無料~運営協力金程度。
★中地区公民館 夏まっさかりフェスタ
概要:工作教室やワークショップ、ステージ発表など、夏の「集い」を楽しむ地域密着型イベント。
おすすめの観光時期:盛夏(7~8月)。
アクセス:中地区公民館へ公共交通機関で。
費用:無料~材料代実費。
★バスで行くお仕事体験ツアー ~JR貨物編~
概要:JR貨物東新潟駅などの舞台裏を見学。運輸に興味ある子どもにぴったり。
おすすめの観光時期:春~秋の土日・祝日に1・2回開催。
アクセス:集合場所からバス送迎あり。
費用:有料(ツアー代含む)。
★石山地区公民館 通船川ものがたり
概要:通船川周辺を歩きながら歴史や自然を学ぶ散策イベント。講話や紙芝居なども併設。
おすすめの観光時期:春・秋の気候良いころ。
アクセス:石山地区公民館集合、徒歩で現地へ。
費用:無料。
★石山のご近所だんぎ
概要:住民同士の懇談会。茶話会形式で身近なテーマを語り合うほっこり企画。
おすすめの観光時期:通年、公民館 にて開催。
アクセス:地域公民館へ徒歩圏内。
費用:無料。
★市民劇団「座・未来」演劇公演
概要:地元住民の演劇集団が自主製作演を上演。毎年趣向を凝らした作品を披露。
おすすめの観光時期:秋~冬にかけてのホール公演が多い。
アクセス:最寄り公共施設ホールへ徒歩やバス。
費用:1000~2000円程度。
★東区フォトコンテスト&入賞作品展
概要:区内の魅力を撮影したフォトコンテスト。入賞作品は展示され地域を彩る。
おすすめの観光時期:結果発表後すぐ、区役所1階などで展示。
アクセス:東区プラザへ公共交通。
費用:無料。
★阿賀野川ござれや花火(東区も含む)
概要:東区近隣の川べりで打ち上げられる夏花火大会。夏の風物詩にぴったり。
おすすめの観光時期:2025年8月25日。
アクセス:最寄り駅やバス停から徒歩でアクセス。
費用:鑑賞無料(一部有料観覧席あり)。
★新潟まつり(東総合スポーツセンター周辺)
概要:住吉行列、水上みこし、太鼓パレードなど、新潟を代表する夏祭り。打ち上げも名所。
おすすめの観光時期:2025年8月8日~10日。
アクセス:JR新潟駅から徒歩・バスで中心部へ。
費用:無料(飲食・物販ブースは有料)。
★ポップサーカス新潟公演
概要:「世界のトップパフォーマー」によるスペクタクル・サーカス。夏休みの注目イベント。
おすすめの観光時期:2025年7月12日~8月30日。
アクセス:中央区だが東区からもアクセス可能、公共交通&駐車場利用可。
費用:チケット制(席により3千~6千円程度)。
★夏休み体験教室(区内公民館)
概要:地域大学生と工作したり、ものづくり体験ができる親子向け講座。
おすすめの観光時期:7~8月の夏休み期間中。
アクセス:各公民館。
費用:材料費のみ実費。
★アクティブシニア講座(中地区公民館)
概要:高齢者向けに健康体操やレクリエーション、交流会などを多数企画。
おすすめの観光時期:通年開催、特に春秋期は充実。
アクセス:中地区公民館。
費用:数百円~千円の参加費。
★東区工場夜景バスツアー(過去)
概要:ライトアップされた工業地帯を巡る夜間観光ツアー。予約制ツアー。
おすすめの観光時期:夏~秋の夕涼みシーズン。
アクセス:新潟駅など集合後バス移動。
費用:数千円程度。
★石山地区公民館 学習室開放事業
概要:学習や創作活動を自由に楽しめる教室。親子・学生の自習にも利用可。
おすすめの観光時期:通年。
アクセス:石山地区公民館。
費用:無料。
★写真展示「子どもたちの作品展」
概要:区内小中学校や支援学校の児童生徒による絵画・工作などの作品発表展。
おすすめの観光時期:例年2月24日~3月1日。
アクセス:東区プラザ/区役所1階。
費用:無料。
★公民館講演・講座(各地区)
概要:地域講師による講演会、趣味講座、文化講座など多彩に開催。
おすすめの観光時期:通年。13カテゴリから選べる。
アクセス:区内各公民館。
費用:無料~材料費程度。
★子育てトライアングル魅力発信イベント
概要:「わいわいひろば」など3館合同で開催される親子向け遊び・体験イベント。
おすすめの観光時期:2~3月期。
アクセス:東区プラザおよび連携施設。
費用:無料。
●特性(掲載時)
■ 海風が運ぶ活気と産業の街
新潟市東区は、信濃川の東岸から日本海に向かって広がる地域であり、漁港のにぎわいや流通の拠点、そして住まいの穏やかさが同居する「多彩な顔」をもつエリアです。交通網の利便性に恵まれ、古くから工業・商業の要所として発展してきたこの地は、現在もなお、産業の鼓動が絶え間なく続く街としての強さを保っています。
一方で、区内には田園や自然が残され、四季折々の風景が人々の生活に彩りを加えています。つまり、新潟市東区は「産業」と「自然」、「都市」と「下町情緒」が溶け合った地域なのです。
■ 地場の誇りが息づくものづくりの土壌
東区のもうひとつの顔は、製造業や倉庫業の集積地としての性格です。特に「山の下町」や「臨港エリア」には多くの工場や流通センターが立ち並び、県内外へ製品や資材を届ける拠点として活躍しています。食品加工・金属加工・輸送関連の事業者が数多く、地元の雇用を支える要として機能してきました。
また、漁港として名高い「山の下みなとタワー」の周辺には、地場の水産加工や直売所が点在しており、地元の鮮魚を活かした商品が「新潟の味」として人気を博しています。こうした地域に根ざした産業が、東区の経済を静かに、しかし力強く下支えしているのです。
■ 暮らしやすさを育む市街地と住宅街の調和
東区は、新潟駅からのアクセスもよく、通勤・通学に便利なロケーションであることも特徴です。「中山」「牡丹山」「竹尾」などのエリアには、ファミリー向けの住宅街が広がり、保育園や公園、小学校が点在しており、子育て世帯にとって住みやすい環境が整っています。
また、区内には大型ショッピングモール「イオン新潟東店」や多数の医療機関、公共施設もあるため、生活の利便性が非常に高く、「暮らしてみたくなる街」としての魅力が高まっています。
■ ほのぼのとした人情があふれる方言文化
新潟市東区に暮らす人々の会話には、温もりと親しみのこもった「新潟弁」が生きています。とりわけ東区では、県央や上越に比べて「ゆったりとした抑揚」が特徴で、語尾に「~らて」「~だっけさ」などがつく表現がよく使われます。
例として、
「それ、やっといたらて」=「それ、やっておいたよ」
「どこいくがん?」=「どこ行くの?」
「だいじょうぶらて」=「大丈夫だって」
といった言い回しが、地元の空気感と親しさをにじませています。こうした言葉づかいは、家族同士、隣人同士の距離を近づける要素でもあり、東区の「人懐っこさ」「おだやかさ」を象徴する存在でもあります。
■ 近隣エリアとのつながりと交流
新潟市東区は、その立地的に「中央区」「江南区」「北区」などと接しており、それぞれの地域と深いつながりがあります。
● 中央区との接続:都市と港の架け橋
新潟駅を境に中央区と向き合う東区は、「都市部への玄関口」としての機能を果たしています。バス路線・道路網が集まる交差点には人の流れが集中し、ビジネスや通勤者の往来も活発です。東大通や栗ノ木川沿いのルートは、多くの人が行き交う要所となっています。
● 江南区との連携:田園と都市の接点
南側に接する江南区とは、農業や宅地開発の面で共通性があります。近年ではショッピングセンターや公共施設の連携も進んでおり、両区をまたいだ生活圏を形成しています。江南区の田園の恵みと、東区の流通インフラが融合し、食と暮らしのつながりがより深くなってきました。
● 北区との境界:自然の通い路
北区に接する東区北部には、河川や緑地が多く、地域をまたぐウォーキングやサイクリングコースが整備されています。特に「阿賀野川土手」は四季の風景を楽しみながら移動できるルートとして親しまれており、週末には健康志向の市民が多数集まります。こうした自然の中での交流も、東区の魅力の一部です。
■ コミュニティが息づく「町内文化」
東区では「町内会」の文化が根強く残り、地域の清掃活動や防災訓練、盆踊りなどの行事を通じて住民同士の絆が育まれています。とくに「大形地区」や「空港西地区」などでは、世代を超えて交流が続いており、新しい住民にも積極的に参加を呼びかける雰囲気があります。
このような地域コミュニティの力は、高齢化社会の中でも孤立を防ぎ、子どもたちにとっても「みんなで見守る」環境を作り出しているのです。
■ 災害への備えと安心感
日本海沿岸に位置する新潟市東区は、過去に水害や地震の影響を受けた経験から、防災意識が非常に高い地域です。各町内には「防災倉庫」や「避難所マップ」が整備されており、年に数回は住民主体での防災訓練が行われています。
また、阿賀野川や信濃川の水位監視システム、海岸沿いの津波対策など、行政と住民が一体となった取り組みが行われており、「万が一」に備えた準備が着々と進められている点も、東区の誇れる特徴です。
■ 地域の未来をつなぐ教育・文化
東区には小中学校がバランスよく配置され、地域ぐるみでの教育支援活動も盛んです。また、「新潟県立新潟東高等学校」など進学先としても人気のある学校があり、地域の子どもたちの将来を支える環境が整っています。
図書館や文化ホールでは、世代を超えたイベントも開催され、地元のアーティストによる展覧会、読み聞かせ会、地域劇団の公演などが、地元文化の醸成に貢献しています。
■ 多様性と温かさが交差する「暮らしの舞台」
新潟市東区は、にぎやかな産業の街でありながら、静かな自然や住民同士の温かさを残す街でもあります。新旧の文化、都市機能と自然、働く場所と暮らす場所が見事に共存し、訪れる人にも住む人にも「ちょうどいい距離感」を与えてくれます。
交通網・商業施設・教育環境・地域交流のすべてが調和しているこの街は、これからも新潟の東の顔として、さらなる発展を続けていくでしょう。
●過去に人気だった店(掲載時)
■ かつての名物喫茶「茶房さくら木」
昭和の香りが残る純喫茶
東区山木戸にひっそりと佇んでいた「茶房さくら木」は、木目の美しい内装とクラシカルなコーヒーカップが印象的な純喫茶でした。昭和中期の開業以来、地元の主婦層や会社員に親しまれ、日替わりランチの「ハンバーグ定食」が名物。店内には常連が持ち寄った絵画や手芸作品が飾られており、地域のサロンのような役割も果たしていました。2000年代に惜しまれつつ閉店。
■ 地元スーパーの先駆け「生協かがやき市場」
主婦の台所を支えた拠点
新潟市東区物見山で長年親しまれていた「生協かがやき市場」は、生協が運営する地域密着型のスーパーマーケットでした。品揃えは新潟県産の野菜や魚介が中心で、毎週土曜日には地元農家の直売イベントも開催。特に朝に入荷する岩船港直送の鮮魚は評判で、開店前から行列ができることも。2010年に大型店舗との競争激化を受けて閉店。
■ おもちゃと駄菓子の楽園「たんぽぽ商店」
子どもたちの宝島
中山小学校の近くにあった「たんぽぽ商店」は、古き良き時代の駄菓子屋と小さな玩具店を融合させた、夢のような空間でした。1個10円のラムネ菓子やくじ付きチョコレート、ビニール製のフーセンガムなど、懐かしい商品がズラリ。週末になると子どもたちが集まり、ベイブレード大会やビンゴイベントも開催されていました。店主の高齢を理由に2015年閉店。
■ 夜の灯りを守った「松崎湯」
昭和風情の残る銭湯
松崎地域にあった「松崎湯」は、煙突が遠くからでも見えた老舗銭湯。浴室の壁には新潟平野の田園風景が描かれており、懐かしさを感じさせる雰囲気が漂っていました。サウナ付きで入浴料はリーズナブル、常連客との世間話が絶えず、ひとときの癒しの場でした。建物の老朽化と客足の減少により2003年に閉業。
■ サブカルと音楽の聖地「レコード喫茶スタンダード」
隠れた音楽空間
東区の赤道近くに存在した「レコード喫茶スタンダード」は、ロックやジャズ、昭和歌謡などあらゆるジャンルのLPを揃えた知る人ぞ知る名店。注文すればその場で好きなレコードをかけてもらえるというユニークなスタイルで、若者から年配のファンまで幅広い層が訪れていました。ライブイベントも行われ、地元ミュージシャンの登竜門的存在でもありました。2012年頃閉店。
■ 行列必至の人気店「らーめん龍華」
濃厚スープで勝負した地元ラーメンの雄
東中島にあった「らーめん龍華」は、濃厚味噌スープと自家製太麺が特徴のラーメン専門店。開店当初は地元の人にしか知られていなかったが、雑誌で紹介されてからは県外ナンバーの車が行列を作るように。特に「赤味噌スペシャル」は辛さと旨味のバランスが絶妙で、食通からも高評価を得ていました。店主の体調不良により2018年閉店。
■ 地元の青春の拠点「ボウリングパーク東新潟」
遊びと憩いの中心
「ボウリングパーク東新潟」は、1970年代から続く老舗ボウリング場として、多くの若者や家族連れに愛されていました。館内にはゲームコーナーや軽食喫茶も併設されており、雨の日の定番レジャーとして親しまれていました。近年のレジャー多様化の波に押され、2010年代初頭に閉館。
■ 地域文化の交差点「新潟市東区文化会館」
創造と発信の舞台
現在も現役で稼働中の「東区文化会館」は、演劇・コンサート・映画上映など多目的な催しが行われる文化施設。地域の合唱団や吹奏楽部による発表会、市民講座、地元芸術家の個展など、東区の芸術活動の中心地となっています。2階のロビーでは不定期でクラフト展示も行われ、文化の息吹を感じることができます。
■ 本格洋食の名店「グリル・ハシモト」
地域で愛された老舗洋食屋
東明の住宅街にあった「グリル・ハシモト」は、ハンバーグ、ビーフシチュー、エビフライといった“王道洋食”を丁寧に手作りしていた名店。夫婦で営まれており、温かい接客と落ち着いた空間が魅力でした。昭和の味を守り続けていたが、2020年をもって惜しまれつつ閉店。ファンの間ではいまも語り草となっています。
■ 子どもの楽園「にじいろ文具店」
文房具と夢の交差点
東区海老ヶ瀬にあった「にじいろ文具店」は、子ども向けのキラキラしたペンやメモ帳、キャラクターグッズが豊富にそろう夢のような文具屋でした。季節ごとのフェアでは「くじ付きお楽しみセット」や「書き初め大会」などの催しが行われ、文具を通じて創作意欲を育む拠点となっていました。2016年に閉業。
■ 地元密着の書店「中山ブックス」
人と本が出会う場所
今では少なくなった町の書店の一つ「中山ブックス」は、新刊はもちろん、文具や児童書、学習参考書なども幅広く取り扱っていた知識の交差点でした。近くの中学生や高校生が立ち寄っては参考書を選び、文庫を手に取っていました。ネット書店の台頭で2021年に閉店。
●過去の出来事(掲載時)
■ 戦後から高度成長期へ:交通と公共施設の整備
(1950~1960年代)
●越後石山駅の開業とその後の発展
1957年10月1日、信越本線・越後石山信号所が設立される形でスタート。その後1959年5月20日には電化がなされ、鉄道網としての基盤が強化されました。
1960年11月1日には旅客扱いが始まり、正式に「越後石山駅」として開業。以来、この駅は石山地区において人々の日常を支える交通拠点となっています。
●白山地区の鉄道整備と駅舎再整備
白山地域では1951年12月15日に駅の移転・貨物扱い廃止が行われ、旅客上の利便性が改善されました。
その後も新潟地震の影響を受けつつも、2000年代以降にかけて駅周辺の高架化や、南北自由通路の完成といった都市再整備が進展しました。
■ 波乱と事件
1960年代~1970年代
●新潟デザイナー誘拐殺人事件(1965年)
1965年1月13日、当時24歳の女性デザイナーが東京都内で誘拐され、その後新潟市内で殺害された衝撃的な事件。被害者は新潟市に在住しており、この事件は身代金目的でありながら、その凄惨さから社会に大きな衝撃を与えました。犯人は死刑判決を受けた後、自殺により刑は執行されませんでした。
■ テレビ放送とメディア拠点の確立
(1950~1960年代)
●新潟放送の設立と放送開始
1952年12月25日、新潟初の民間ラジオ局「ラジオ新潟(現・BSN)」が開所。1956年にはテレビ放送への進出が始まり、1958年12月25日にはテレビ番組の放送を開始しました。
同局は名実ともに地域メディアの中心となり、1964年の新潟地震では約1時間15分後には被災現場からの中継を実施、全国ネットに先駆けて状況を伝えました。
その後の数十年間にわたり、新社屋の建設や、ENG(電子ニュース収録)導入などを通じ、地域報道の基盤を確立しました。
■ テロ未遂と社会的緊張
(1950年代)
●日本赤十字社施設への爆破未遂(1959年12月)
1959年12月4日、在日朝鮮人関係者による北朝鮮帰還阻止を目的とした爆破未遂事件が発生。新潟日赤センターを標的に、複数の爆薬と共に工作員が逮捕されました。
この事件は朝鮮半島に関わる国際的葛藤が、地方にも影響を及ぼした象徴的事件として捉えられています。
■ 産業都市としての成長
東区の工場とまちづくり(明治~現代)
●山の下・木工・卸団地の発展
実は東区は明治後期に石油関連機械製造の拠点として工業地としての歴史を重ねてきました。大正時代の下請け工場の集積が進み、木工団地や卸団地など、金属加工・食品・製紙などの業種が集積。今も地域の産業基盤を支える構造が残っています。
近年では、地元企業と産学連携や就労・定住支援などを通じ、「産業のまち」としてのイメージ発信にも力が入れられています。
■ 自然災害と都市インフラ
(1964年~2005年)
東区域を含む新潟市全体は、特に1964年の新潟地震の際、多くの住宅や交通インフラに被害を受けました。駅・道路の再整備がその後の都市計画に反映され、復興の過程において東区内でも施設更新が進められました。
■ 新潟市政の変革と東区の行政区設置
(2005年以降)
●市の政令指定都市昇格と東区誕生
2005年12月22~23日にかけて、新潟市内で大規模な停電(新潟大停電)が発生しましたが、同年12月23日に新潟市は政令指定都市へ移行、「東区」が正式に行政区の一つとして発足しました。これにより、東地域への行政サービスがより一層強化される体制が整備されました。
■ 近年の重大事件と社会問題
(2000年代以降)
●新潟市タクシー運転手強盗殺人(発覚日不明)
「新潟市タクシー運転手強盗殺人事件」が、東区を含む市内で発生。未解決事件リストに記載されていることから、いまだ謎が残る重大案件とされています。
●2014年・東区内での男性殺害事件
2014年7月23日には、東区内で男性が殺害される痛ましい事件が発生。この事件も未解決もしくは詳細が公になっていないケースとして、地域社会に不安を与えました。
■ 地域文化と住民参画の取り組み
(2010年代後半~2020年代)
●「歴史見どころマップ」の作成
2023年に東区役所・中地区公民館・歴史団体などが連携。区内史跡・文化財の案内図「東区歴史見どころマップ」を完成させ、地域住民や観光者向けに配布中。巡回ルートの提示や解説、PRが進められています
●産業観光の推進と地域連携
産業体験や学校との連携、地元企業紹介などを通して、東区全体が“ものづくり”を柱に住民や次世代へ向けた活動を展開。「キガタヤ・プロジェクト」などでは地域住民との対話も活発化しています。
■ 変遷を支える人と地域の歴史
新潟市東区(および旧大形村・石山村・松ケ崎浜村を含む地域)は、戦後の鉄道整備やメディア基盤の構築、そして時に悲劇や事件に見舞われながらも、着実に都市として成熟してきました。特色ある産業形成と地域文化の理解、また災害への復興力や行政体制改革など、多様な視点での進化が見て取れます。
これらの歩みは20世紀後半以降、東区が「産業と文化が共存し、住民の豊かな暮らしを支える場所」としての個性を育んできた証ともいえます。今後も歴史を伝えつつ、さらに地域の魅力を掘り起こしていく機会が多くあることでしょう。
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