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【地方】:関東地方
【都道府県】:東京都
【市町村】:文京区
【面積】:11.29km2
【総人口】:249,720人(2025年5月1日)

●概要(掲載時)

■ 文京区という都市の顔
東京の文と教の中枢
東京都心のほぼ中心に位置する「文京区」は、喧騒を忘れさせる落ち着いた雰囲気と、古今が調和した風情が魅力の地域です。東京23区の中でも特に文化と教育に重きを置く区として知られ、名前の通り「文(文化)」と「教(教育)」を象徴する区として発展してきました。
高層ビルがひしめく都心からわずかに離れた位置ながら、緑豊かな公園、重厚な歴史を感じさせる神社仏閣、そして日本を代表する大学群が点在し、知的で穏やかな空気が漂います。

■ 成り立ちと名称の由来
文教の地としての自負
文京区が誕生したのは1947年(昭和22年)、戦後の地方自治制度改革によって旧本郷区と旧小石川区が統合されたことによります。この合併によって、「文の本郷」と「教の小石川」という両地区の特色を受け継ぎ、文京区という名称が誕生しました。
本郷は、江戸時代から学問の町として発展してきた地域で、明治時代には東京大学の開設により「学問の聖地」としての地位を確立。
小石川は、水戸徳川家の上屋敷があったことから武家屋敷が並び、後には医療や植物研究の場として知られる「小石川植物園」が設置されるなど、学術研究の地盤を築きました。
こうして文京区は、まさに“学都”ともいえる土壌を持つ地域として今日まで発展してきたのです。

■ 歴史に根差した都市景観
江戸から現代への架け橋
文京区の歴史を語るうえで欠かせないのが、江戸時代に武家屋敷が集まっていたという事実です。江戸城に近く、幕府に仕える要職の屋敷がこの地に構えられたことから、街並みには品格ある佇まいが保たれてきました。
明治以降は近代化の波とともに文教地区としての再編が進み、夏目漱石や森鷗外などの文人が居を構え、数々の文学作品にその名が登場します。現在も彼らの旧居跡や記念館が整備され、文化の息吹を肌で感じることができるのが文京区の特徴です。

■ 教育の集積地としての矜持
東京大学と名門校の存在
文京区の最大のアピールポイントのひとつは、やはり教育機関の充実です。中でも象徴的なのが「東京大学本郷キャンパス」。赤門や安田講堂といった歴史的建造物を有し、日本最高峰の学び舎として全国から学生が集まります。
また、区内にはお茶の水女子大学、拓殖大学、跡見学園女子大学などの大学が点在。中高一貫の名門私学も複数あり、子育て層からの人気も非常に高く、教育環境を重視するファミリーにとっては理想の地域です。

■ 地理と風土
起伏が織りなす風格のある町並み
文京区の地形は平坦ではなく、谷や坂が多いことで知られています。これは武蔵野台地の縁に位置しているためで、神田川や石神井川の支流が区内を貫き、小さな谷地を形成しているのです。
坂の多さは時に生活上の不便さを伴うものの、それ以上に文京区らしい風情ある景観を演出しており、「菊坂」「団子坂」「播磨坂」など、坂の名前そのものが町の歴史や文化と直結しています。
また、住宅地が静寂に包まれているのも特徴で、交通量の多い通りから少し奥まった路地に入れば、都心とは思えないような静けさと落ち着きが広がります。

■ 豊かな自然環境
都市の中のオアシス
文京区は東京23区の中でも緑が多く、「小石川後楽園」や「六義園」といった回遊式庭園が人気を集めています。
小石川後楽園:江戸初期に水戸徳川家が築造した庭園で、四季折々の草木とともに中国風の造形を取り入れた池泉回遊式が特徴。
六義園:柳沢吉保が造園したとされ、和歌の世界を庭園に投影した「和歌の庭」としての趣を残しています。
これらの名園は、観光客だけでなく地域住民にとっても日常的な憩いの場であり、自然と共生する都市生活の一端を担っています。

■ アクセスの利便性と治安の良さ
文京区は東京メトロ丸ノ内線・南北線・千代田線・有楽町線などが通っており、池袋・新宿・東京駅など主要エリアへの移動が容易です。JR中央線・総武線の御茶ノ水駅や、都営三田線・大江戸線も利用可能で、交通の便は抜群です。
加えて、都心でありながら治安が良いという点も、文京区が持つ魅力の一つです。歓楽街がほとんど存在せず、区全体が落ち着いた雰囲気に包まれていることから、夜間でも安心して歩ける地域として高い評価を得ています。

■ 医療と福祉の拠点
先進医療と市民サービスの融合
文京区には「順天堂大学医学部附属順天堂医院」や「東京大学医学部附属病院」といった、日本を代表する大学病院が集まっています。高度な医療体制と研究水準の高さにより、区民だけでなく他地域からも多くの患者が訪れます。
また、福祉面でも「子育てひろば」や「高齢者あんしん相談センター」など、年齢を問わず支援が行き届いた体制が整っており、行政の対応力の高さが住民の信頼を支えています。

■ 文の力、文化の息吹
文京区のイベントと風習
文京区では、年間を通じて様々な文化イベントが開催されています。
文京つつじまつり(根津神社):春の風物詩。約3000株ものツツジが咲き誇り、色とりどりの花が神社を包む姿は圧巻。
文京菊まつり(湯島天神):秋の季節行事。菊の花で飾られた見事な造形は、まるで芸術作品のよう。
文の京まつり:区民参加型の地域イベントで、ステージやパレードなどを通して文京の魅力を再発見する催しです。
これらの行事を通じて、文京区の住民たちは地域に根差した文化を大切に守り続けています。

■ 文京区は“知と静”の集約地
文京区は、ただ単に教育機関があるというだけではなく、地域そのものが知識と文化の蓄積によって形づくられてきた「静かな知の都市」です。大規模な商業施設が少ない代わりに、古き良き町並みと洗練された生活環境が共存し、住む人々の知的好奇心と落ち着きを満たしてくれる場所。
東京の中心にありながら、騒がしさとは無縁の穏やかな空気が流れるこの地は、まさに「文」と「教」の名にふさわしい、都市の中の“知の桃源郷”とも言えるでしょう。

●地域(掲載時)

■ 本郷
知の象徴・東大の町
文京区の中核ともいえるのが「本郷」地区です。ここには日本を代表する学府・東京大学本郷キャンパスが堂々と鎮座し、赤門の威容はまさに知性の象徴。その周辺には古書店や研究室、由緒ある旅館が点在し、明治・大正・昭和の面影を随所に残しています。
かつて夏目漱石や森鷗外といった文豪たちが暮らし、思索を深めた町でもあり、静かな住宅街の奥にはその名残を感じられる文学碑や旧邸宅も数多く存在します。現在でもアカデミックな雰囲気を持つカフェや、学生と地元民が集う定食屋など、老若男女が穏やかに交わる文化の中心地です。

■ 湯島
神と学びが交差する場所
「湯島」といえば、まず思い浮かぶのが学問の神様として名高い「湯島天神」。受験シーズンには全国から多くの受験生が絵馬を奉納し、境内は祈願の熱気に包まれます。この神社を中心に、湯島界隈は古くからの風情が色濃く残る地域であり、伝統的な和菓子店や老舗の料亭が点在しています。
また、近隣には東京医科歯科大学や順天堂大学など医療系の名門校が揃い、学問と医療の香りが同居する土地柄となっています。静けさと人の流れが絶妙に交差する湯島は、文京区の中でも特に“心を落ち着けたい人”に愛される地域です。

■ 小石川
緑と文化が息づく穏やかな丘陵地
「小石川」は文京区でもとりわけ緑豊かなエリアで、「小石川後楽園」や「播磨坂さくら並木」など、自然美が色濃く息づいています。坂の多い地形と調和した住宅街は高級感もあり、落ち着いた上品な空気が流れています。
また、文京シビックセンターや小石川植物園といった文化・研究施設も揃っており、自然と知識が共存する街として親しまれています。小石川は、日々の生活に静かな潤いを求める人々にとって、理想的なロケーションと言えるでしょう。

■ 千駄木・根津
下町情緒とアートの融合地帯
通称「谷根千(やねせん)」と呼ばれる「谷中・根津・千駄木」のうち、文京区に属するのが「千駄木」と「根津」です。この地域は、戦火を免れた古い家並みが今も残り、狭い路地や木造の住宅、昭和の看板建築が街歩きの魅力となっています。
中でも「根津神社」は、朱塗りの千本鳥居が美しい名所で、春のつつじ祭りには多くの人で賑わいます。一方、千駄木には「森鷗外記念館」など文学関連の施設が点在し、落ち着いた雰囲気の中に知的刺激が潜んでいます。アート系のカフェやギャラリーも増え、世代を問わず人気の地域です。

■ 白山・本駒込
教育と住環境が調和する文教の街
文京区の北東部に位置する「白山」「本駒込」エリアは、落ち着いた文教地区として知られています。白山神社の紫陽花祭りは地元に根付いた風物詩となっており、毎年多くの見物客が訪れます。
この地域には私立中高一貫校や保育施設が多く、子育て世代からの人気も高い地域です。落ち着いた坂道と住宅地が広がり、都心でありながら“住む街”としての魅力が高いのが特徴です。日常と文化が絶妙に融合し、知性ある暮らしが育まれています。

■ 水道・関口
歴史の水脈が流れる地域
神田川沿いの「水道」「関口」地域は、江戸時代から水道施設が整備されていた場所で、その名の通り水との関わりが深い地域です。文京区の最南端に位置し、椿山荘の庭園や関口芭蕉庵など、古の情緒を感じさせる空間が点在します。
また、このエリアにはカトリック関口教会や東京カテドラル聖マリア大聖堂といった西洋建築も存在し、東西の文化が折り重なって独特の雰囲気を醸し出しています。歴史と異文化が混ざり合う空間で、静かな時間が流れる癒しの地域です。

■ 目白台・音羽
文人ゆかりの高台と出版の街
「目白台」は高台に位置する静かな住宅街で、旧細川侯爵邸や和敬塾など、戦前からの名残が数多く保存されています。また、近隣の「音羽」は出版文化の中心地であり、講談社をはじめとした出版社が集まっています。
かつては夏目漱石の弟子たちが集い、文学の議論を重ねた地域でもあり、現在でも文化人や研究者が多く住む知的な空気が漂っています。坂の街ならではの風情と、落ち着いた暮らしが両立するこの地域は、知と静の象徴とも言えるでしょう。

■ 弥生
考古学と歴史を感じる学術拠点
「弥生」といえば、まず「弥生時代」の名称の由来にもなった土地。東京大学の弥生キャンパス内から発見された土器にちなんでその名がつけられました。現在もその土地には「東京大学総合研究博物館」などの学術施設が立地し、考古学や人文系研究の拠点となっています。
周囲は住宅と学校が入り混じる静かな街で、文京区らしい“研究と暮らしが一体化”した環境が魅力です。時を超えて知が蓄積され続ける、まさに「歴史の生き証人」のような街並みです。

●代表的な観光スポット(掲載時)

★東京ドームシティアトラクションズ
概要:都市の真ん中にある娯楽スポット。絶叫系からファミリー向け、カフェや温泉も揃う一大レジャー施設。
おすすめ時期:年中開園。特に春と秋は快適な気候の中で楽しめます。
アクセス:JR「水道橋」駅直結。
費用:入園無料(一部アトラクションは有料)。乗り物1回500~1,200円程度。

★小石川後楽園
概要:17世紀に造られた歴史ある日本庭園。池泉回遊式で、四季折々の花が楽しめます。
おすすめ時期:春の桜、初夏の菖蒲、晩秋の紅葉が特に美しい。
アクセス:JR「水道橋」または地下鉄「後楽園」駅より徒歩約5分。
費用:大人300円、65歳以上150円。

★六義園
概要:ツツジと紅葉が有名な大名庭園。夜のライトアップも幻想的。
おすすめ時期:桜(3月下旬)、ツツジ(5月)、紅葉(11月下旬~12月)。
アクセス:JR「駒込」駅南口から徒歩7分、地下鉄「千石」駅徒歩10分。
費用:大人300円、65歳以上150円。

★根津神社
概要:歴史ある社殿と朱色の鳥居が情緒豊か。梅とつつじも名物。
おすすめ時期:梅(2月中旬~3月)、つつじ(4月下旬~5月)。
アクセス:地下鉄「根津」駅徒歩2分。
費用:境内は無料。庭園など特別拝観は別途300~500円。

★湯島聖堂
概要:江戸時代の孔子廟。学問の神として学生に人気。中国式建築が美しい。
おすすめ時期:梅が咲く2月~3月、孔子祭など4月頃の行事時。
アクセス:JR・地下鉄「御茶ノ水」駅徒歩2分。
費用:通常は無料。行事時は拝観料が発生する場合あり。

★湯島天満宮(湯島天神)
概要:学問の神、菅原道真を祀る古社。梅まつりやお守りで有名。
おすすめ時期:梅の季節(2月~3月)、受験シーズン(1月~2月)。
アクセス:地下鉄千代田線「湯島」駅徒歩2分、他。
費用:境内拝観無料。お守りなど別途。

★文京シビックセンター展望ラウンジ
概要:高さ25階に無料展望フロア。東京のパノラマビューが楽しめます。
おすすめ時期:終日解放、夜景が綺麗な夕方以降や春秋が快適。
アクセス:地下鉄「春日」駅または「後楽園」駅から徒歩3分。
費用:無料。

★椿山荘 庭園
概要:ホテル併設の日本庭園。都会の喧騒を忘れる静寂な風景。
おすすめ時期:春の桜、夏の緑、秋の紅葉。
アクセス:地下鉄「護国寺」駅徒歩7分、または「江戸川橋」駅徒歩10分。
費用:庭園散策料500円程度。

★東京大学(本郷キャンパス)
概要:日本最高学府の象徴。赤門や構内の歴史的建物が見もの。
おすすめ時期:新緑と紅葉のシーズン。大学祭(11月)も魅力。
アクセス:地下鉄「本郷三丁目」駅徒歩5分。
費用:構内自由散策は無料。博物館等は別料金。

★護国寺(大本山)
概要:徳川家ゆかりの格式ある寺院。緑豊かな境内と静けさが魅力。
おすすめ時期:春~秋。特に春の花々に囲まれた晴れやかな雰囲気。
アクセス:地下鉄「護国寺」駅すぐ。
費用:境内は無料。宝物展示などの拝観料300円程度。

★鳩山会館
概要:旧鳩山侯爵邸を利用した洋館。クラシックな建築と庭園が美しい。
おすすめ時期:春と秋に庭園併せて観賞すると良い。
アクセス:地下鉄「護国寺」駅徒歩3分。
費用:大人300円程度。

★印刷博物館
概要:印刷技術の歴史を楽しく学べる体験型ミュージアム。企画展も充実。
おすすめ時期:見学随時。企画展によりベストシーズンは変動。
アクセス:地下鉄「水道橋」駅または「後楽園」駅徒歩5~10分。
費用:常設展300円、企画展別途。

★小石川植物園(東大付属)
概要:江戸時代に創設された由緒ある植物園。多様な植物が観察できる。
おすすめ時期:春の桜・ツツジ、夏の花々、秋の紅葉。
アクセス:地下鉄「茗荷谷」駅徒歩約10分。
費用:大人300円。

★占春園
概要:松平頼元が築いた江戸時代の庭園跡。希少な松を楽しめます。
おすすめ時期:一年中緑が映えるが、冬~春の陽光が美しい。
アクセス:地下鉄「茗荷谷」駅徒歩7分。
費用:無料(公園内)。

★石川啄木終焉の地・歌碑
概要:詩人・石川啄木が人生最後を過ごした場所。顕彰室あり。
おすすめ時期:文学散策に気候の良い春秋が最適。
アクセス:地下鉄「茗荷谷」駅徒歩7分。
費用:顕彰室見学は無料。

★播磨坂桜並木
概要:約150本の桜が咲く環状道路の並木道。散策に最適。
おすすめ時期:3月下旬~4月上旬の桜シーズン。
アクセス:地下鉄「茗荷谷」駅徒歩5分。
費用:無料。

★傳通院
概要:徳川家康の母・お大の方の菩提寺。静かな境内。
おすすめ時期:春秋の訪問がおすすめ。
アクセス:地下鉄「春日」駅徒歩8分。
費用:本堂参拝は別途300円程度。

★源覚寺(こんにゃくえんま)
概要:「こんにゃくえんま」の名で親しまれる歯痛や眼病のご利益で有名な寺院。
おすすめ時期:悩み事や健康祈願にいつでも。
アクセス:地下鉄「茗荷谷」駅徒歩8分。
費用:本堂参拝は無料。

★旧岩崎邸庭園
概要:明治の実業家・岩崎家本邸の洋館と日本庭園が調和。建築美が光ります。
おすすめ時期:紅葉の季節や春の花見期。
アクセス:JR「田端」駅から徒歩10分/地下鉄「駒込」駅徒歩15分。
費用:大人400円。

★東京カテドラル聖マリア大聖堂
概要:丹下健三設計の現代建築。独特のフォルムが印象的。
おすすめ時期:建築見学ならいつでも。礼拝参加も可。
アクセス:地下鉄「江戸川橋」駅徒歩7分。
費用:内部見学無料。

★東洋文庫ミュージアム
概要:アジア・東洋の古典・歴史資料を展示。豪華な書庫空間も魅力。
おすすめ時期:企画展に合わせて訪問がおすすめ。
アクセス:地下鉄「本駒込」駅徒歩5分。
費用:常設展700円、企画展別途。

★文京ふるさと歴史館
概要:文京区の歴史や文化を学ぶ資料館。地元目線で楽しめます。
おすすめ時期:雨の日や散策後の休憩に最適。
アクセス:地下鉄「本郷三丁目」駅徒歩7分。
費用:無料。

★石川啄木顕彰歌碑
概要:啄木の歌碑が設置された文学散策の立ち寄り地点。
おすすめ時期:文学散歩の春秋。
アクセス:文京ふるさと歴史館周辺。徒歩圏内。
費用:無料。

★白山神社のあじさい
概要:あじさいの巨木が有名。梅雨時に花が見頃。
おすすめ時期:6月~7月の梅雨明け前。
アクセス:地下鉄「白山」駅徒歩5分。
費用:境内無料、庭園観賞は任意。

★春日局の墓(伝通院内)
概要:江戸幕府を支えた春日局の墓所。歴女・歴史好きに人気。
おすすめ時期:歴史散策の春秋が特におすすめ。
アクセス:傳通院境内。地下鉄「春日」駅徒歩8分。
費用:傳通院参拝料300円。

★旧安田楠雄邸庭園
概要:旧財閥邸宅の日本庭園。落ち着いた佇まいが心地よい。
おすすめ時期:四季の移ろいを感じる春~秋。
アクセス:地下鉄「後楽園」駅徒歩7分。
費用:大人200円程度。

★ラクーア(東京ドーム天然温泉)
概要:ショッピング・レストランと温泉がセットになった癒やしの施設。
おすすめ時期:寒い季節や雨の日のリラックスタイムに◎。
アクセス:水道橋・後楽園駅すぐ。
費用:天然温泉利用は1,500~2,500円程度。

★東洋文庫ミュージアム
概要:東洋学の古典資料約100万冊を収蔵。「書庫の宝石箱」とも称される重厚な展示空間。
おすすめ時期:企画展に合わせて選ぶのがよい。
アクセス:地下鉄「駒込」駅徒歩8分。
費用:常設展約700円+企画展料。

★肥後細川庭園
概要:細川家旧下屋敷の回遊式庭園。松聲閣という集会棟も見どころ。
おすすめ時期:庭園は1年中楽しめる。春・秋ならより一層映えます。
アクセス:地下鉄有楽町線「江戸川橋」駅徒歩15分、都電「早稲田」駅徒歩7分。
費用:入園無料。

★講談社野間記念館
概要:講談社創業者・野間家の旧邸を利用した文学美術館。モダンアートや民藝品を所蔵。
おすすめ時期:季節を問わず訪れやすいが、企画展に注目。
アクセス:小日向台近辺から徒歩圏。最寄り地下鉄「江戸川橋」駅。
費用:展示により変動(一般数百円程度)。

★竹久夢二美術館
概要:大正ロマンを代表する画家・竹久夢二の原画やグッズを展示。美しい装丁本も見応えあり。
おすすめ時期:展示替え時期の初夏・秋が見逃せません。
アクセス:地下鉄「本駒込」駅徒歩5分。
費用:常設数百円+企画展料。

★東京大学総合研究博物館(本郷キャンパス)
概要:東大が誇る博物館。動植物の標本、考古資料、鉱物まで幅広い展示。
おすすめ時期:学期中は学生の発表展示も。年中訪問可能。
アクセス:地下鉄「本郷三丁目」駅徒歩5分。
費用:展示により異なりますが数百円程度。

★東京大学安田講堂・赤門・三四郎池
概要:東大キャンパス名物。赤門は重要文化財、講堂は壮大なドーム建築、池は文豪・漱石も描いた景色。
おすすめ時期:新緑(5月)や紅葉(11月)が建物に映えます。
アクセス:地下鉄「本郷三丁目」または「東大前」駅すぐ。
費用:キャンパス散策無料。講堂内部や池周は条件によって無料または展示料あり。

★聖橋
概要:大正期に架設されたRCアーチ橋。神田川をまたぎ、御茶ノ水と湯島を結ぶ文化遺産。
おすすめ時期:春の桜や初秋の夕焼けと一緒に渡ると情緒的。
アクセス:JR「御茶ノ水」駅、または地下鉄「新御茶ノ水」「湯島」駅すぐ。
費用:通行無料。

★諏訪山吉祥寺
概要:本駒込の静かな寺院。歴史的な墓や旧庭園が点在。
おすすめ時期:新緑の頃に山門周辺が美しい。
アクセス:南北線「本駒込」駅徒歩5分。
費用:境内無料。特別公開は別途。

★弥生貝塚・駒込遺跡(縄文~弥生時代)
概要:弥生式土器出土の歴史遺跡。本駒込や弥生町周辺で出土証明されており、遺跡モニュメントとして展示も。
おすすめ時期:散策ついでにいつでも見学可能。
アクセス:地下鉄「弥生」「本駒込」付近。
費用:無料。

★永青文庫
概要:細川家伝来の美術工芸品を展示するプライベート美術館。国宝・重要文化財も。
おすすめ時期:特別展時期に訪れるのがベスト。
アクセス:地下鉄「江戸川橋」「護国寺」駅から徒歩圏。
費用:企画展中心で数百円~千円規模。

★梶川公園・礫川公園
概要:地形を生かした丘陵公園。小滝のような水景が整備され、都心のオアシス的空間。
おすすめ時期:紅葉期や夏の緑がリラックスにも最適。
アクセス:地下鉄「後楽園」「春日」「本郷三丁目」駅周辺。
費用:無料。

★芭蕉庵(関口芭蕉庵)
概要:俳聖松尾芭蕉が一時期住んだ地に建つ記念施設。茶庭や句碑が佇む風情ある空間。
おすすめ時期:梅雨明け夏、または秋の落葉シーズン。
アクセス:地下鉄「江戸川橋」「護国寺」駅徒歩10分。
費用:数百円程度。

★講道館
概要:近代柔道発祥の地。嘉納治五郎が設立、本格的道場と記念館が隣接。
おすすめ時期:練習日・大会日に合わせて見学すれば臨場感抜群。
アクセス:地下鉄「後楽園」「春日」駅徒歩5分。
費用:記念館見学は無料または小額。

★日本サッカーミュージアム
概要:日本サッカー協会が運営。歴代ユニフォームやワールドカップ出場国まで網羅した展示。
おすすめ時期:スポーツ好きにはいつでも。新企画展期間が狙い目。
アクセス:東京ドーム周辺。JR水道橋駅・地下鉄後楽園駅すぐ。
費用:館によって異なる、数百円~。

★那須与一歌碑など旧跡散策
概要:那須与一や文学者の碑など、文京区内の点在する歴史碑を巡る散歩コース。
おすすめ時期:歩きやすい春秋の日に。
アクセス:区内複数地点、徒歩ルートが豊富。
費用:無料。

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●主な交通手段(掲載時)

■ 地下鉄網で区内を自在に移動
都営地下鉄三田線・東京メトロ南北線・丸ノ内線などが縦横無尽
文京区は、JRの駅数は少ないながらも、地下鉄網が非常に発達しており、どの観光地に行くにも非常に便利です。とくに以下の路線が多く利用されます。
東京メトロ丸ノ内線:茗荷谷駅、本郷三丁目駅などを経由し、新宿や池袋方面へのアクセスにも強い。
東京メトロ南北線:本駒込、東大前、後楽園など、文教エリアを縦に貫通。
都営地下鉄三田線:春日駅・白山駅を通るルート。落ち着いた住宅街を結びます。
東京メトロ千代田線(隣接):千駄木駅は台東区との境目に位置し、谷根千散策の出発点に。
各駅から観光スポットへは徒歩で移動できることが多く、電車移動は短時間で済みます。都内の地下鉄は5~10分間隔で運行されているため、待ち時間もほとんどありません。
運賃とお得な乗車券
初乗り:170円~(距離に応じて増加)
おすすめ乗車券:地下鉄24時間券(600円程度)を活用すれば、乗り降り自由でコストを抑えられます。

■ 都バスを使ったのんびり移動
都バスで見えてくる街並みの表情
地下鉄に比べて視界が開け、移動中に町の表情を楽しめるのが都バスの魅力。文京区内には多くの都バス路線が走っており、観光地同士をゆったり結ぶ旅にもぴったりです。
主なバス系統と観光スポットの関係
都02(大塚駅前~錦糸町):後楽園や白山神社など、文京区の北から東を横断。
上58(上野松坂屋前~早稲田):本郷・春日など学問の香りがする街を通ります。
茶51(駒込駅南口~御茶ノ水):区内の外縁部をなぞるようなルートで、文教施設をつないでいます。
運賃と支払い方法
均一料金:大人210円(ICカード使用時)
SuicaやPASMOなどの交通系ICカードに対応。
バス車内では両替機もありますが、できるだけICカードを使うとスムーズです。

■ 徒歩×まちあるき ― 文京区の醍醐味
歩いてこそ見える風景の密度
文京区は坂の多い地形ながらも、主要観光地同士の距離が比較的近いため、徒歩での散策が向いています。六義園から小石川後楽園、本郷通り沿いの文学ゆかりの地などをつなぐルートは、1日で充分回れます。
文豪の足跡をたどる「本郷文学散歩」
東大赤門~湯島聖堂~神田明神までの「歴史ロマンの道」
音羽通り周辺の「出版文化回廊」など、徒歩でのテーマ別ルートも充実。

■ レンタサイクルで坂も楽々
「ちよくる」「ドコモバイクシェア」で自由自在に
文京区では「自転車シェアリング」が利用可能で、台東区や千代田区とも連携した広域利用ができます。各所に設置されたポートから自転車を借りて、返却は任意のポートでOK。
主なサービス:ちよくる(千代田区)×文京区連携ステーション
利用料金:30分150円/1日パス1500円前後
スマートフォンから予約・解錠が可能
坂の多い文京区でも、電動アシスト付き自転車ならスイスイ。白山通りや小石川エリアの坂も難なくクリアできるため、体力に自信がない方にもおすすめです。

■ 観光タクシーや配車アプリで効率重視の移動
短距離でも使える“ドア to ドア”の快適さ
文京区のように観光地が点在する場所では、タクシーをうまく使うことで時間を大きく節約できます。
初乗り運賃:500円(1.052kmまで)
各観光地にタクシー乗り場もあり
スマホアプリ「GO」「S.RIDE」などを使えば配車も簡単
雨天時や夜の移動、高齢者との旅行などではとても重宝します。

■ レンタカーで周辺エリアと合わせて巡る
遠出との組み合わせに最適
文京区内観光に限定するならレンタカーの必要性は薄いものの、東京ドームシティの駐車場を拠点に、周辺の根津・上野・神楽坂方面などを併せて巡るなら便利です。
駅周辺に大手レンタカー会社(トヨタレンタカー、ニッポンレンタカー等)あり
1日あたりの料金:軽自動車で7,000~10,000円前後
駐車場:時間貸しパーキングが各所に点在(1時間400~600円)
ただし、文京区は一方通行や道幅の狭い道路も多く、都市型ドライブ初心者にはやや難易度高めです。

■ 無料巡回シャトルや地域支援の交通手段
「B-ぐる(文京区コミュニティバス)」を知っていますか?
知る人ぞ知る便利な移動手段、それが文京区運営のコミュニティバス「B-ぐる」です。高齢者や子育て世代の移動支援のために運行されていますが、観光にもぴったり。
運賃:1乗車100円(現金または交通系IC利用可)
主な停留所:本郷三丁目駅・文京シビックセンター・目白台運動公園など
運行時間:8時~19時前後、20分間隔
主要な観光スポットへのアクセスを網羅しており、ゆったりとした地域密着型の移動体験が楽しめます。

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●代表的な名物・名産品・特産品(掲載時)

★レイズンウィッチ
御茶ノ水「小川軒」の名物。洋酒に漬けたレーズンとバタークリームをクッキーで挟んだ風味豊かな焼き菓子。10個入りで手土産に最適。
必要な費用:約1,100~1,300円前後

★大学最中
本郷「三原堂」の定番。もち米の皮に粒あんを詰めた伝統の和菓子。大学の名にちなんだ上品な甘さが魅力。
必要な費用:1個 200円前後

★播磨坂最中
「三原堂」の季節限定品。桜並木にちなみ、春頃に販売される見た目も美しい最中。
必要な費用:1個 200円前後

★本郷焼
三原堂の焼き菓子で、サクッと香ばしい生地が特徴。やや厚めで食べ応えあり。
必要な費用:数百円台

★ジャンヌ
三原堂内「ジャンヌトロワ」の焼き菓子。上品でふんわりした口当たりのスイーツです。
必要な費用:2~300円台

★白山の石畳
洋菓子店「ル・ボン・ヴィヴァン」の自家製クッキー。いちょうの形や模様がかわいい、バター香る逸品。
必要な費用:1枚 180円前後

★白山牧場チーズケーキ
同店の特製チーズケーキ。文京・白山産の牛乳を使った濃厚で滑らかな口当たり。
必要な費用:1カット 400円台

★白山牧場スイートポテト
焼き芋のようなねっとり感と、クリーミーな甘さのスイートポテト。白山店の定番スイーツ。
必要な費用:1個 200~300円前後

★白山牧場ロールケーキ
ふんわり卵生地と生クリームのバランスが絶妙なロールケーキ。おやつやギフトに人気。
必要な費用:1本 1,200~1,500円前後

★抹茶漬け
森鷗外ゆかりの「三原堂」製。ミルク餡入り饅頭に抹茶を効かせた、上品な味わい。
必要な費用:1個 約220円

★そうせき
夏目漱石好き必見。大のピーナッツ好きだった漱石にちなみ、求肥に練り込んだピーナッツ餡菓子。
必要な費用:1個 約194円

★エリス
鷗外の作品「舞姫」に登場するエリス女史をモチーフにした、ピスタチオとフランボワーズの焼き菓子。
必要な費用:1個 約280円

★観潮楼のいちょうサブレ
「観潮楼」銀杏の木をイメージした、バター生地にオレンジピール入のサブレ。香り高くさっくり。
必要な費用:1枚 約183円

★鷗外餅
道明寺ベースにこしあんとお茶味を練り込んだ和菓子。氷餅まぶしで口溶けも爽やか。
必要な費用:1個 約324円

★観潮楼 銅鑼の音
鷗外の住居「観潮楼」にちなむ銅鑼焼。ふっくら生地にたっぷり粒あん。予約受注制。
必要な費用:1個 約250円(5個以上から)

★江戸木目込み人形
粘土や木を削って布貼りする伝統工芸品。文京区商工会推奨の郷土工芸。
必要な費用:数千~数万円級

★吾が盃タンブラー(猫柄)
観光協会グッズ。「吾輩は猫である」にちなんだ猫絵柄がかわいいタンブラー。
必要な費用:約1,430円

★吾が盃 江戸切子盃
伝統工芸・江戸切子で仕上げた「吾が盃」シリーズの盃。高級感と文京の文化が融合。
必要な費用:約5,850円~6,000円

★手摺木版画扇子
関口芭蕉庵や駒込やっちゃばの風景を描いた文京観光協会オリジナルの手染め扇子。
必要な費用:各4,600円

★日本酒「本郷(純米・吟醸)」
「本郷いなせや」のオリジナル酒。地元名「本郷」のラベルが印象的な純米・吟醸酒。
必要な費用:1本 約1,200~2,000円

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●人気のお土産(掲載時)

★レイズンウィッチ
サクホロのクッキーに濃厚レーズンバタークリームがはさまれた定番洋菓子。御茶ノ水「小川軒」の名品。
・必要な費用:10枚入約1,200円程度

★大学最中
本郷の「三原堂」が手掛ける、上品な甘さの粒あん入り最中。皮はパリッと、中はしっとり。
・必要な費用:1個約200円

★最中 播磨坂
同じく三原堂の季節限定最中。土地名ゆかりの風情ある品。
・必要な費用:1個約200円

★本郷焼
香ばしい和菓子、三原堂による本郷エリアを象徴する焼き菓子。
・必要な費用:1個約200円

★ジャンヌ
三原堂内「ジャンヌトロワ」の名による、しっとり風味のバターケーキ。
・必要な費用:1本約1,000~1,500円

★白山の石畳
白山のル・ボン・ヴィヴァン製。石畳模様のチョコサンド菓子。
・必要な費用:10個入約1,200円

★白山牧場チーズケーキ/ロールケーキ
同店の人気乳製品スイーツ。濃厚クリームが特徴。
・必要な費用:チーズケーキ1本約1,500円、ロール1本約1,200円

★抹茶漬け(森鴎外菓子)
森鴎外ゆかりの「饅頭茶漬け」モチーフ。ミルク餡と抹茶のコラボ。
・必要な費用:1個220円

★そうせき(夏目漱石菓子)
ピーナッツ餡入り、竹皮包みの名作。ピーナツ香るお茶請け。
・必要な費用:1個194円

★エリス
「舞姫」のヒロインにちなんだ、ピスタチオ&フランボワーズのハート形焼き菓子。
・必要な費用:1個280円

★観潮楼のいちょうサブレ
森鴎外旧邸庭の大銀杏をイメージしたサブレ。香り豊か。
・必要な費用:1個183円

★鴎外餅
森鴎外由来のモチ菓子。しっとりした食感が特徴。
・必要な費用:1個200円程度

★群林堂「豆大福」
護国寺の老舗・群林堂の看板商品。赤えんどう豆たっぷり。賞味期限当日中の鮮度重視。
・必要な費用:1個約300円

★わざとこわし割煎(江戸川橋せんべい)
カリっと割って食べる硬派な煎餅。菓子店キサクの人気品。
・必要な費用:詰め合わせ500円~1,000円

★こうさぎもなか
駒込「こうさぎ」のかわいいウサギ型最中。こし・白・柚子など多彩なあん。
・必要な費用:1個約200円~

★千鳥饅頭
駒込の千鳥屋で1630年創業。北海道産白あん&黄味あんの焼饅頭。
・必要な費用:6個入約800円

★本郷ベーカリー「究極のチーズケーキ」
角型一口サイズ。外側はパン粉、中は濃厚チーズ。個包装で手土産に最適。
・必要な費用:6~8個入約1,200円

★芥川製菓「スペシャルアソートチョコ」
1900年代初頭創業の老舗・芥川製菓。ミルク・ホワイト・ビター詰合せ。
・必要な費用:1箱(20粒程度)800円前後

★吾輩は福招き猫折り紙セット
お茶の水おりがみ会館製。森鴎外の「吾輩は猫である」もの。
・必要な費用:1セット約800円

★本郷の猫ブックマーク&ポケットアクセサリー
ジュエリー佐々木による猫モチーフ小物。上品な金属製。
・必要な費用:一式1,500円~2,500円

★本郷の猫カードスタンド
同店のもう一つの人気猫雑貨。インテリアに。
・必要な費用:1,500円前後

★文京区オリジナル観光グッズ
区の歴史や文化がテーマの手ぬぐい・クリアファイル等。
・必要な費用:数百円~1,000円程度

★東京ガレトロワ(文京おみやげ店)
クラシックチョコ菓子3個入り600円~。
・必要な費用:3個600円、5個850円、10個1,600円

★東京おぼろ月夜
優雅なネーミングの和洋折衷菓子。4個入750円~。
・必要な費用:4個750円、8個1,400円

★江戸よもぎ草餅
ヨモギ香る草餅8個入り550円、16個1,000円。
・必要な費用:8個550円

★パンダせんべい
かわいいパンダ絵柄の煎餅。手軽なばら売りで400円程度から。
・必要な費用:1袋400円

★豆板(まめいた)
豆と砂糖の素朴な甘煎餅。個包装。
・必要な費用:1袋480円

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●代表的な食文化・ご当地グルメ(掲載時)

■ 老舗の薫り高き味:和菓子と懐石の美学
小石川の銘菓に息づく和の心
文京区小石川には、江戸時代から続く老舗の和菓子屋が点在しており、伝統的な製法を守り続けている。なかでも「季節の上生菓子」は、月ごとの花鳥風月をかたどり、見る者をして詩的情緒へと誘う。素材は国内産の上質な餡や寒天を用い、着色も自然の色味にこだわる。和菓子は茶の湯文化と結びつきが強く、周辺の茶道教室とも連携している。
懐石料理に潜む哲学
本郷や湯島にある懐石料理店では、「一期一会」の精神が一皿ごとに体現されている。旬の素材をあえてシンプルに調理し、器との調和、提供する順番までが構成美となる。昼の懐石コースは3,000円前後からあり、学生や文化人も多く訪れる。特に秋の松茸土瓶蒸しや春の桜鯛のお椀が人気。

■ 学生街グルメの進化系:本郷・白山・根津の味覚事情
ボリュームと安さが魅力の定食屋文化
東京大学や順天堂大学のお膝元である文京区は、学生向けのボリューミーな定食屋がいまなお健在。特にカツカレー、唐揚げ定食、生姜焼きなどが看板メニューで、ごはんの大盛りは無料という店舗も多い。「大衆食堂の暖簾」が街の至る所で揺れており、昼時には行列ができる店もある。
学問と共に育ったカフェと洋食
明治から昭和にかけて文京区では、欧米文化がいち早く取り入れられた。老舗の洋食店では、ビーフシチューやハヤシライス、ドリアといった「舶来の味」が今も変わらず提供される。書生文化とともに発展した純喫茶では、厚切りトーストとドリップコーヒーが定番。最近では、レトロな空間に若者が惹かれ、SNS映えするメニューも増加傾向にある。

■ 神楽坂に続く美食通り:江戸情緒とモダンが融合するグルメ
フレンチと和食の邂逅
文京区の南端に位置する江戸川橋から関口台あたりにかけては、神楽坂からの流れをくむ美食ゾーン。フレンチの巨匠が営むビストロや、創作和食の新鋭店が立ち並び、地元住民の舌をうならせている。ランチは1,200~2,500円程度、ディナーはワイン付きで5,000円~10,000円と高級志向だが、質と雰囲気の良さに定評がある。
和洋折衷のモダン居酒屋文化
昼は穏やかに、夜は賑やかに変貌するのが文京の食通エリア。居酒屋文化も健在で、白山通り沿いには地酒と創作和食を供するモダン居酒屋が点在する。特に注目されるのは、地元産野菜を使ったサラダや、江戸前アレンジの鮮魚メニュー。値段は1人あたり3,000円程度で、落ち着いた空間が大人に人気。

■ 江戸情緒と下町の味:根津・千駄木エリアの個性派グルメ
谷根千エリアのレトログルメ探訪
文京区の北西部、根津・千駄木・谷中エリア、いわゆる「谷根千」には、昭和の香りが残る食堂や甘味処が集まる。赤じゅうたんの喫茶店や、注文ごとに焼き上げるたい焼き屋、濃厚な卵を使ったプリン専門店など、懐かしさと新しさが共存している。こうした店は外国人観光客にも人気で、「東京のもうひとつの顔」を見せてくれる。
神社と縁のある縁日グルメ
根津神社や湯島天満宮の祭礼時には、境内に並ぶ屋台がにぎわいを見せる。たこ焼き・お好み焼き・甘酒・焼き団子など、昔ながらの日本の屋台文化が継承されている。特に「花まつり」や「梅まつり」シーズンには地域の人々が炊き出しを行うこともあり、地元の味に触れられる貴重な機会となる。

■ 多国籍の風が吹き込む街角:文京のインターナショナルグルメ
小さな異国が点在するエリア
留学生や在日外国人の多い文京区では、本格的な海外の味を体験できる専門店も数多く存在する。タイ・ベトナム・ネパール・イタリアン・韓国料理など、各国の味が現地さながらのクオリティで楽しめるのもこの街ならでは。白山や本駒込では、現地の人が営む小さなレストランが住宅街に溶け込むように建っており、週末になると各国の客が自然と集まっている。

■ 現代のグルメ風景:テイクアウト文化と食の新潮流
高級弁当から無添加惣菜まで
近年は、手軽に上質な味を楽しめる弁当文化が発展している。デパ地下ならぬ「町の高級テイクアウト」が増加し、ミシュラン掲載店の監修弁当や、自然派デリのお惣菜などが人気だ。特に働く女性や高齢者を中心に「健康と美味しさを両立」した食が求められ、白米の代わりに玄米や雑穀米を用いた商品も多く見られる。
パンとスイーツの専門店も台頭
駒込・茗荷谷周辺には、焼きたての香ばしいパン屋や素材にこだわった洋菓子店が点在している。手ごねのカンパーニュや、季節の果実を使ったタルトなど、街角のベーカリーが地域の生活に根付いている。価格はパンが150円~、ケーキ類は400円前後が相場。

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●代表的な祭・イベント(掲載時)

★文京梅まつり
概要:湯島天満宮の梅林に約300本の白梅・紅梅が彩り、俳句や茶席など和文化体験が楽しめます。夜はライトアップも実施されます。
おすすめ観光時期:2月上旬~3月上旬(2/8~3/8が例年)。
アクセス:東京メトロ千代田線「湯島駅」徒歩2分ほか。
費用:無料(茶席体験などは別料金/数百円~)。

★文京さくらまつり(播磨坂)
概要:小石川の播磨坂に約120本の染井吉野と鬱金桜並木が続き、週末には屋台や音楽演出も。
おすすめ時期:3月下旬~4月上旬(2025年は3/22~4/6)。
アクセス:東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩圏内、地域バスあり。
費用:通行無料。夜桜観賞用ライトアップ時には寄付を募る場合あり。

★文京つつじまつり(根津神社)
概要:根津神社のつつじ苑に100種3,000株余りが咲き誇り、稚児行列、神輿渡御、太鼓・舞踊など催し物多数。
おすすめ時期:4月いっぱい(2025年4/1~4/30)。
アクセス:東京メトロ千代田線「根津駅」・南北線「東大前駅」徒歩5分。
費用:入苑志納制(1株数百円~千円程度)、神社運営の寄付方式。

★文京あじさいまつり(白山神社・白山公園)
概要:6月初旬、約3,000株の色とりどりの紫陽花が境内と公園を埋め尽くします。週末には富士塚公開や歯の健康祈願祭も。
おすすめ時期:6/7~6/15(2025年)。
アクセス:都営三田線「白山駅」A3出口徒歩2分、南北線「本駒込駅」徒歩6分。
費用:入場無料。富士塚登山は志納制(数百円)。

★文京菊まつり(湯島天満宮)
概要:11月初旬~23日まで、関東最大級と称される菊展示。懸崖菊や千輪咲き、お子さん向けイベントも多数。
おすすめ時期:11/1~11/23。
アクセス:千代田線「湯島駅」徒歩2分など。
費用:無料。ガイドツアー参加やおみやげ購入は有料。

★湯島天神例大祭
概要:学業の神・菅原道真を祀る湯島天満宮で神輿渡御、奉納演芸、露店がにぎわう。
おすすめ時期:5月下旬(2025年は5/24~25) 。
アクセス:千代田線「湯島駅」徒歩2分。
費用:境内無料。お神輿見学費用も不要。

★根津神社神幸祭(約4年に1度)
概要:巨大神輿3基が氏子地域を渡御。壮麗な神事と担ぎ手の熱気が魅力 。
おすすめ時期:神社指定の年に実施、春~夏にかけて。
アクセス:千代田線「根津駅」ほか徒歩5分。
費用:観覧無料。

★文京戦隊bunレンジャー 公開イベント
概要:「文京花まつり」PRキャラ「梅レッド」「桜ピンク」などが登場し、ステージや記念撮影を実施。
おすすめ時期:各花祭り開催時期。
アクセス:各所会場(例:湯島天満宮、根津神社)。
費用:無料。

★ふれあい館まつり
概要:地域交流のための文化祭で、歌・踊り披露やクラフト作品展示が行われます。
おすすめ時期:2月中旬(2025年は2/15~16) 。
アクセス:不忍通りふれあい館(根津2‑20‑7)徒歩数分。
費用:無料。

★文京都市交流フェスタ(2月)
概要:区民主体の都市活性フェスでスタンプラリーや生活展示、講座など多彩な交流メニュー。
おすすめ時期:2月上旬~中旬。
アクセス:区内公共会場。
費用:無料。

★くらしフェスタ2025(消費生活展)
概要:区民向けに家庭や健康に関する講座・展示が出展されます 。
おすすめ時期:2月中旬。
アクセス:区施設。
費用:無料。

★文京まち案内ボランティアガイド
概要:地元住民が区内名所を案内するガイドツアー形式の催し 。
おすすめ時期:年数回(2月に頻回)。
アクセス:案内場所に集合。
費用:無料。

★Choice FES BUNKYO
概要:地域主体の選択型文化祭。講座・グッズ展・ワークショップなど多ジャンル参加型 。
おすすめ時期:2月下旬~3月。
アクセス:区公共施設。
費用:無料~払える講座あり(数百円)。

★文京観桜会(花見会)
概要:地域による桜のライトアップや地元団体演奏、屋台も出る夜桜交流イベント 。
おすすめ時期:3月下旬~4月上旬。
アクセス:播磨坂沿道。
費用:無料/寄付制。

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●特性(掲載時)

■ 文教の気風に包まれたまちの姿
文京区の特徴は、他の都心エリアとは異なる、教育と文化を土台とした落ち着きのある街並みにあります。東京大学を筆頭に、多くの有名な大学・附属校・進学校が点在しており、それに伴って学術的な空気が全体を漂っています。学生たちの知的な活気と、長年住まう住民の穏やかな生活が調和しているのが文京区ならではの景観です。
さらに、区内の図書館の充実度や、文豪たちが暮らした歴史を今に伝える記念館・文学碑の数々が、知を育む土壌としての文京の顔を裏付けています。「教育熱心な区」としても名高く、子育て世帯が安心して定住できる環境づくりにも力が入っています。

■ 都心でありながら、心が和む静けさ
山手線の内側という地の利にありながら、文京区には大通りの喧噪とは無縁の静けさが広がっています。理由のひとつが、商業施設や歓楽街が意図的に少ないという都市計画です。高層ビルに囲まれることも少なく、神田川沿いや小石川後楽園、播磨坂の桜並木など、自然と調和した空間が随所に息づいています。
また、坂の多い地形も独特の趣を添えており、「文の京」としての風格をより引き立てます。古くからの住宅街には、木造家屋や銭湯も残され、どこか懐かしさを感じさせるのも、文京の魅力です。

■ 地域ごとの多彩な顔ぶれ
文京区は一つの顔だけでは語れません。地域ごとに異なる性格を持ち、それぞれが独自の魅力を放っています。
本郷・湯島エリア:東大のキャンパスが広がる学生街であり、知的で活気ある雰囲気が漂います。一方で、旧岩崎邸庭園や湯島天神など、歴史の重みも感じられるエリア。
小石川・白山エリア:庭園と坂道が織りなす風景が特徴的で、住宅地としての落ち着きと風情を備えています。小石川植物園の存在も、地域に緑の潤いを与えています。
根津・千駄木エリア:下町文化とモダンな感覚が共存する「谷根千」地区として注目され、古民家カフェや小さな工房など、新旧の融合が楽しめます。
後楽・春日エリア:東京ドームシティがあり、エンタメ施設が集結。平日の静けさと休日のにぎわいが共存するユニークな地区です。

■ ことばの背景にある文化の香り
文京区は、山手エリアにありながらも、下町との接点も多く持つため、住民の言葉遣いには微妙なニュアンスが表れます。方言らしい方言はありませんが、長年住む高齢者の間では、江戸言葉に近いイントネーションや言い回しを耳にすることもあります。
また、谷中や根津といった地区では、商店街や地元の祭りにおいて、昔ながらの口上や挨拶が交わされ、土地の記憶として「話し言葉」に染み込んでいるような印象を受けます。親しみを込めた「~しておくれ」や「~なんだよねえ」といった語尾が、時に柔らかな人情味を感じさせてくれます。

■ 周辺区との結びつきと影響関係
文京区は、北に台東区、東に千代田区、南に新宿区、西に豊島区・北区と隣接しています。それぞれの隣接区とは異なる性格を持ちながらも、互いに生活圏としての補完関係を築いています。
千代田区:ビジネスの中枢を担う千代田とは、東京ドームなどのエンタメ空間を通じて、交流が盛ん。オフィスから文京に住まいを移す人も多く、通勤圏としてつながりが深い。
台東区:下町情緒の濃い台東区とは、谷中や根津といった歴史文化ゾーンを介して親和性が高い。観光面では共に外国人からの注目を集めるエリアでもあります。
新宿区:飯田橋や神楽坂といった接点を持つ新宿区とは、文教・文化のつながりの中で、学生・芸術系の交流も活発です。
豊島区・北区:地続きの住宅地として、生活圏が緩やかに融合しており、特に護国寺~大塚エリアでは、鉄道網の相互利用が便利な形で根づいています。

■ 歴史を今に活かすまちづくり
江戸時代、文京区一帯は武家屋敷や大名庭園、寺社が点在していた由緒ある土地でした。その歴史的資源を活かしながら、近代以降も「静と動の均衡」を崩さずに開発が進められてきました。
たとえば、礫川公園や小石川後楽園などの緑地は、江戸の造園技術を感じさせながら、現代人の憩いの場となっています。また、近年では町並み保存にも力が入れられており、千駄木や根津では景観条例の整備によって、歴史ある街並みと新しい建築の融合が進んでいます。

■ 文京の今と未来:進化と継承の交差点
文京区の魅力は、ただ静かで上品なだけではありません。若年層の流入に伴い、感性の豊かな新たな文化が根付きつつあり、地元発のカフェやギャラリー、出版社や小劇場なども少しずつ増えています。保守と革新、古き良きものと新しさが調和するこの街は、まさに「知と感性のるつぼ」として進化を遂げています。
一方で、住民同士のつながりや町内会の活動、地域行事など、コミュニティの温もりがしっかりと守られているのも大きな特色。都市でありながら、人の気配を感じられる稀有なエリアとして、これからも注目を集めていくことでしょう。

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●過去に人気だった店(掲載時)

■ 甘味処「みつばち」
文人たちに愛された和の憩い
かつての本郷三丁目界隈、東大赤門近くで営業していた甘味処「みつばち」は、大正期から続いた老舗中の老舗。
北海道産小豆をふっくらと炊き上げ、上品な甘さに仕立てた「小倉あんみつ」は、文士たちの昼下がりを彩った逸品である。太宰治や谷崎潤一郎も足を運んだという逸話もある。現代のスイーツとは一線を画す、時代の香りを宿した味は、惜しまれつつ閉店したが、甘味処文化の象徴として語り継がれている。

■ 旧「明屋書店 白山店」
学生街の知の灯
白山通りに面し、文京区の学生たちに親しまれていた書店。
小ぶりな店舗ながら、専門書・文芸書の充実ぶりは群を抜いていた。特に近隣の東洋大学・日本女子大学の学生にとっては“学びのサポート基地”。2020年代に惜しまれつつ閉店したが、文教地区らしい静かな知の営みを象徴する存在だった。

■ 壱岐坂上の「根津のたい焼き」
薄皮一筋の焼き職人魂
根津神社参道の裏手で、香ばしい香りをまき散らしていたのが「根津のたい焼き」。
一匹ずつ型で焼き上げる伝統技術にこだわり、あんこはぎっしり、皮はパリッと極薄。開店と同時に列ができるほどの人気で、全国から観光客も訪れた。現在は代替わりして別の形に変わったが、文京の風情を五感で楽しめた名店である。

■ 本郷館:木造文化アパートの記憶
明治時代から本郷にあった伝説的な木造文化住宅「本郷館」は、建物自体が“住める文化財”だった。
大学生や若き研究者、芸術家などが集い、互いに交流しながら暮らす独特の空間。迷路のような廊下、軋む床板、共同の風呂や台所——全てが懐かしさに包まれていた。2011年に老朽化のため取り壊されたが、昭和の暮らしを生きた生き証人として語られ続けている。

■ 後楽園ゆうえんち(旧名)
都心の夢の遊園地
東京ドームシティと名前を変えた今も、記憶に残るのはかつての「後楽園ゆうえんち」。
ジェットコースターや観覧車、子どもたちが夢中になったアトラクション群は、昭和世代の心に焼き付いている。デートスポット、家族のお出かけ先、そして時代の象徴として、文京区のエンターテインメントの顔であった。

■ 弥生坂「旧 フォンテーヌ洋菓子店」
パリの香りを伝えた町角のケーキ屋
東大農学部そばの弥生坂を上りきった先にあった洋菓子店「フォンテーヌ」は、ヨーロッパ風のショートケーキやタルトで人気を博していた。
ふんわりと軽いスポンジに自家製の生クリーム、甘さを抑えた美しいフルーツの装い。店主のフランス修業を活かした繊細な味づくりは、学生から教授層まで幅広い層に支持されていた。惜しまれながら閉店したが、再開の声が今も聞かれる。

■ 小石川の「竹久夢二美術館売店」
レトロ浪漫の発信地
夢二の絵画や詩を愛する人々にとって、小石川の美術館併設のミュージアムショップは宝の山だった。
竹久夢二の世界観を反映したグッズ、便箋、風呂敷、文房具などが所狭しと並び、まるで大正浪漫のタイムスリップ空間だった。現在も営業中だが、黎明期の“手作り感”に満ちた初期店舗の温もりを知る人は少なくなっている。

■ 茗荷谷の銭湯「梅の湯」
湯けむり越しの下町の絆
かつて茗荷谷の住宅街に佇んでいた公衆浴場「梅の湯」は、地元住民の社交場であり、心身を癒す場でもあった。
タイル張りの洗い場、富士山のペンキ絵、薪で沸かす柔らかな湯。風呂上がりに瓶のフルーツ牛乳を飲む時間も含めて、昭和の風情を凝縮したような空間。区の再開発の波に呑まれ姿を消したが、思い出の中では今も湯気を立てている。

■ 本郷「古本・往来堂書店」
言葉を愛した街の書斎
千駄木に移転後も根強い人気を誇る「往来堂書店」は、かつて本郷の町角に佇んでいた。
詩集や評論、地方出版物まで幅広くそろえた選書は“知の編集”とも言われ、文学青年たちの聖地だった。狭いながらも空間設計に工夫が凝らされ、静けさの中に知的熱気が満ちていた時代があった。

■ 壱岐坂下の喫茶「トロワバグ」
ジャズと共鳴したコーヒーの香り
壱岐坂を下りた先にあった「トロワバグ」は、昼はカフェ、夜は音楽が交差するサロンのような喫茶店。
スピーカーから流れるジャズと、深煎りのネルドリップコーヒー。小さな空間に文化人や演劇関係者が集い、議論し、また静かに読書する姿が印象的だった。今はもうシャッターを下ろしたが、“耳と舌で感じる文京区”を象徴する空間だった。

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●過去の出来事(掲載時)

■ 大正から昭和の文学文化空間
文豪たちが集った本郷・小石川
明治~昭和初期、本郷・小石川には森鴎外、夏目漱石、樋口一葉ら著名文人が居住し、当地を舞台にした多くの文学作品が生み出されました。
出版・製本業が集積する地に
印刷・製本・医療機器の地場産業が興隆し、東京大学を中心に旅館や下宿が増加。文教地区としての地位を確立していきました。

■ 戦中の空襲と避難:徳川邸地による命の受け皿
防空避難の場としての大名邸
第二次世界大戦期、特に本郷界隈での空襲時に、千石の一橋徳川邸が多くの区民の避難場所として機能し、命を救う一助となりました。
戦後も続いたコミュニティの絆
戦後、華族制度廃止による土地放出時に、地元住民が邸宅の土地を分割購入し、地域共同体としての誇りを持って居住し続けました。

■ 戦後の人権・社会問題:幼女殺害事件
1999年の痛ましい事件
1999年11月22日、音羽で2歳の幼女が殺害され遺棄される痛ましい事件が発生。地域社会に大きな衝撃と教訓を残しました。
治安・地域防犯への関心高まる
この事件を契機に、防犯・子育て支援・地域ネットワーク形成の重要性への意識が高まりました。

■ 歴史的建築の遺産:邸宅・庭園・道場など
旧安田楠雄邸(千駄木):安田財閥創始者関連の住宅で、現在も歴史的洋館として保存され、公開されています。
鳩山会館:1924年に建築された鳩山一郎邸。政財界の重要拠点であり、美しい西洋館と庭園が公開中。
野間道場:1925年創建、剣道稽古の聖なる場として親しまれましたが近年改築されています。

■ 江戸期庭園の名園たち
小石川後楽園
1669年開園、特別名勝に指定。江戸の大名庭園文化の象徴で、東京ならではの回遊式庭園を今に残します。
六義園
1695~1702年築造、和歌88景を模した造形思想に基づく名園として、秋の紅葉でも人気を集めています。
椿山荘・椿山庭園
1877年成立、明治の政治会談場としても機能。1000年物の重要文化財建築物や名木が存在し、日本庭園の妙味を伝えます。

■ 文化・教育施設の集積
東京大学(赤門・本郷キャンパス)
旧加賀藩邸門が「赤門」として残り、学生や卒業生に長く愛されています。
文京ふるさと歴史館
弥生土器や江戸・明治・戦後の生活資料を収蔵し、地域の歴史を学べる公共資料館です。
東京都水道歴史館
地元・本郷に設けられた水道関連施設で、江戸期からの上水道整備の流れを保存・展示しています。

■ 現代の都市構造とランドマーク
文京シビックセンター
1994年完成、25階の展望台から区内を一望できるランドマーク的建築で、近年では「ペッツキャンディ型」と称される個性的デザインが話題に。
センチュリ―タワー本郷
1991年竣工、英国の著名建築家フォスター設計のツインタワー構造で、洗練されたファサードが景観にアクセントを与えています。

■ 地元住民と「文教のまち」の暮らし
学術・出版文化の伝統
明治以降文京は、東京大学をはじめ多数の学校と文人が集まり、出版・印刷業が集中。知性と文化を涵養する都市として発展しました。
住みやすさと治安の良さ
子育て支援・教育施設・図書館が充実し、犯罪率も低い優良住宅街として、2022年の住みよさランキングでは常に上位に選ばれています。
高低差を活かした都市計画
播磨坂など丘陵地にヴィンテージマンションや緑道が整備され、古き良き東京の風情を継承しながらも成熟した都市景観が保たれています。

■ 伝統・文化・安心を抱く「文の京」
文京区は、土器発掘による日本史命名の節目、江戸期の水道・学問・庭園整備、そして現代までの文教都市としての継続など、多層的な歴史地層を持つ「文化の都」です。文学・学術・庭園・施設が織りなす風景には、どこか学びと叡智の息づかいが感じられます。
また、戦争の災禍や凶悪事件などの暗い記憶も、地域の防犯・住民関係に深い教訓を刻んでいます。文化遺産と防災教育、住みやすさが一体となって、文京区は現在でも日本有数の住環境を保ち続けています。

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