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【地方】：東北地方
【都道府県】：秋田県
【市町村】：大館市
【面積】：913.22km2
【総人口】：63,364人（2025年4月1日）

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●概要（掲載時）

■ 地域の顔としての大館市
秋田県の最北部に広がる大館市は、青森県と隣接することから“北の玄関口”とも呼ばれ、交通・文化・経済の交差点として古くから栄えてきた自治体です。市内を縦横に流れる米代川の水脈を背景に、山々に囲まれた自然豊かな景観が広がり、農林業と観光、工業がほどよく調和する地方都市としての佇まいを見せています。
県内第3の人口規模を誇りつつも、まるで人情に包まれた村のような温かみをもつ大館市は、現代の地方都市が直面する人口減少の課題にも創意工夫で挑んでいます。市街地にはJR奥羽本線と花輪線が交差し、国道7号線や秋田自動車道なども整備されており、東北内外からのアクセスも良好です。

■ 忠犬ハチ公のふるさと
「渋谷駅前の銅像」で全国的に有名な忠犬ハチ公は、じつは大館生まれ。市内にはハチ公の生家跡や銅像が点在しており、その忠義と愛情深さを象徴するアイコンとして、多くの観光客がこの地を訪れます。大館駅前に鎮座するハチ公像は、地元の人々にとっても誇りの象徴であり、時には駅利用者の出迎え役として、静かに微笑みかけています。

■ 比内地鶏の本場
全国に名を馳せる高級地鶏「比内地鶏」も、大館が誇る特産品のひとつ。豊かな自然と厳選された飼育方法によって育てられるこの地鶏は、肉質がきめ細かく、噛めば噛むほど旨みがにじむ極上の味わいです。「きりたんぽ鍋」に欠かせない存在としても親しまれており、毎年秋には「比内とりの市」などのイベントも開かれ、地元のグルメ文化を体験できます。

■ 桜舞う城址と豊かな温泉郷
春には「桂城公園」で桜が満開となり、市民のみならず県外からも観光客が訪れます。また、周辺には大滝温泉・矢立温泉などの古くから親しまれる温泉地が点在し、静かでのどかな雰囲気と湯治文化の魅力が根付いています。自然との調和の中に、心身を癒す空間が広がる場所、それが大館です。

■ 古代から続く土地の記憶
大館の地は、縄文時代から人々が暮らしていた痕跡が残されており、市内には複数の遺跡や貝塚が点在します。中でも長木川周辺では、旧石器時代の石器や土器などが出土しており、早くから文化が芽生えていたことを示唆しています。

■ 近世の鉱山都市としての顔
江戸時代には、花岡鉱山や大葛鉱山など、金・銅・亜鉛といった鉱物資源の採掘で名を馳せ、一時は“北の鉱都”と呼ばれるほどの隆盛を誇りました。明治以降は近代鉱山として再整備され、鉱業に従事する多くの労働者で賑わいました。そうした歴史の名残は、今も資料館や産業遺産に見ることができます。

■ 戦後の再編と都市の形成
戦後、大館市は周辺町村との合併を重ね、現在のような市域を形成しました。特に1951年に大館市として施行されたのを契機に、インフラ整備が進み、農業・商業・教育といった生活基盤が着実に発展。現在も地域づくりの核として、住民主体のまちづくり活動が活発に行われています。

■ 山に抱かれた自然の要塞
大館市は、北に津軽山地、南には奥羽山脈の一部を背負いながら、米代川流域に開けた盆地状の地形をしています。周囲の山々は春から夏にかけては新緑と渓流美を、秋には紅葉を、冬には雪景色を提供してくれる四季のショーウィンドウです。
特に冬の厳しさは有名で、積雪は1mを超えることもあり、除雪技術の向上や地域の助け合いによって冬季も快適な生活が維持されています。一方で、冬の雪は水源涵養や農業用水の供給にも役立っており、大館の自然サイクルの一部を担っています。

■ 湧水と温泉の宝庫
大館は地下水が豊富で、日常生活に使われる水の多くが自然水に由来しています。地域ごとに微妙に味や硬度が異なり、これが地元の酒や料理に深い味わいをもたらしています。また、地熱資源も活用されており、市内には複数の天然温泉があり、日常的な湯治文化が生きています。

■ 祭りと伝統芸能
大館市では、毎年8月に行われる「大館大文字まつり」や、2月の「アメッコ市」など、地元密着型の行事が数多く開かれます。特に「アメッコ市」は「この日にアメを食べると風邪を引かない」という言い伝えがあり、白ひげ大神を乗せた行列が練り歩く独特の儀式が今も残っています。
また、花輪ばやしに代表されるような囃子文化や山車文化が残る地域と隣接しているため、相互に影響を与えあう形で、独自の祭り文化も育っています。

■ 工芸とものづくりのまち
木工技術や金属加工といった「ものづくり」の文化も大館の特徴です。特に「曲げわっぱ」と呼ばれる杉材を使った弁当箱などの伝統工芸品は、全国的にも高く評価されており、国内外の百貨店で販売されることもあります。市内の工房では、体験型のワークショップも展開されており、観光と職人文化がうまく融合しています。

■ 地域活性と移住促進への取り組み
過疎化と高齢化という日本全国の共通課題に対し、大館市では積極的な移住支援や地域創生プログラムを展開しています。空き家バンクや農業体験プログラム、テレワーク支援拠点などを通じて、都市部からの移住者を呼び込み、地元住民との交流を図っています。
また、「ハチ公生誕の地」としてのブランド化を進め、観光や商品開発にも力を入れています。忠犬ハチ公の知名度と、大館ならではの人情味を結びつけた「犬に優しい町づくり」なども、今後注目される施策となるでしょう。

■ 若者と地元をつなぐ教育の試み
市内には秋田看護福祉大学や各種専門学校もあり、若者が地元に根づきながら学べる環境も整備されつつあります。さらに、地元企業と連携したインターンシップや地域学習の導入により、若者と地域との結びつきを強化する取り組みが始まっています。

■ 結びに――人と自然が交差するまち、大館
秋田県大館市は、ただの地方都市ではありません。そこには、忠義の象徴であるハチ公の物語、山と川が織りなす景観、比内地鶏の美味、ものづくりの匠の心、そして祭りに込められた地域の魂が息づいています。過去と現在、そして未来を橋渡しするこの地は、訪れる者すべてに深い記憶とぬくもりを残してくれるはずです。

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●地域（掲載時）

■ 中心市街地
行政と文化の交差点・大館駅周辺
大館市の中枢を担うのが、大館駅を中心とする市街地エリアです。この地域には市役所、文化会館、図書館、病院などの公共施設が集積しており、行政と生活インフラの心臓部として機能しています。
商業施設や個人商店、老舗の飲食店も多く、昼夜を問わず活気があります。特に大館駅前の「ハチ公通り」は、ハチ公ゆかりのスポットとして観光客にも親しまれており、銅像や資料館、地元産品を扱うアンテナショップが軒を連ねます。
一方で、かつての商店街の衰退にともない、空き店舗の再活用やリノベーションによる再生事業も進行中。近年は若者世代が新たに出店したカフェや雑貨店が注目を集め、古き良き大館に新しい風を吹き込んでいます。

■ 桂城・長根山地区
自然と歴史の調和する丘陵地
中心街のすぐ東に位置するこの地区は、文化とスポーツが融合するエリアです。特に「長根山運動公園」は市民の健康拠点として広く活用されており、野球場や陸上競技場、テニスコートが整備されています。
また、春には「桂城公園」で咲き誇る桜が名物となっており、約800本のソメイヨシノが幻想的な花のトンネルを作り出します。この公園は江戸時代に大館城が築かれた場所であり、石垣や堀の跡が歴史の残響を伝えています。
周囲には静かな住宅地が広がり、家族世帯に人気の地域です。朝の通勤・通学時には児童の列と挨拶を交わす高齢者の姿が見られ、地域コミュニティの温かさが肌で感じられます。

■ 比内地域
地鶏の故郷と伝統が息づく農村
大館市の南西部に広がる「比内地域」は、比内地鶏の本場として名高い農村エリアです。丘陵地帯に点在する鶏舎では、昔ながらの放し飼いに近い方法で丁寧に飼育され、豊かな自然の中で健康に育てられています。
農業も盛んで、水田や畑が織りなす田園風景が四季折々の表情を見せてくれます。秋の収穫期には黄金色に染まる稲穂と、収穫に勤しむ人々の姿が地域に活力をもたらします。
地域住民の多くが「顔の見える関係」の中で暮らしており、地域行事や祭礼も盛んです。毎年冬に開かれる「比内とりの市」では、比内地鶏を使った鍋料理が振る舞われ、観光客と地元民が一体となって楽しむ場となっています。

■ 花岡地域
産業遺産と新たな可能性を秘めた町
大館市の西端に位置する花岡地域は、かつて鉱山の町として栄えた場所です。戦前から戦後にかけて「花岡鉱山」での銅や亜鉛の採掘が行われ、当時は労働者が集い、商店や飲食店で賑わいを見せていました。
現在は鉱山跡を活用した史跡公園や資料館が整備され、歴史学習や平和教育の場として活用されています。一方で、過去の負の歴史にも向き合い、強制労働などの人権問題についても真摯に伝える展示も行われています。
近年では企業誘致による工業団地の再開発が進められ、製造業の拠点として再注目されつつあります。また、住民の高齢化に対応する形で、介護・福祉関連の施設も整備が進んでおり、静かな町ながらも変化の兆しが見えています。

■ 矢立・大滝地区
山あいに湧く湯と旅の風情
青森県との県境に位置する矢立・大滝地区は、自然と温泉の恵みに包まれた静かな山間の地域です。特に「矢立温泉」や「大滝温泉」は、長年にわたり湯治客に親しまれ、地元の人々の憩いの場としても愛され続けています。
この地域はまた、国道7号線と奥羽本線が通る交通の要衝でもあり、古くは津軽と秋田を結ぶ宿場町的な機能を持っていました。今でもレトロな木造旅館が点在し、どこか懐かしさを覚える風景が残っています。
山菜取りや渓流釣りといった自然の楽しみも豊富で、都会からのリピーターが少なくありません。秋には山一面が紅葉に染まり、冬には銀世界が静かに広がる――そんな四季折々の魅力が根付いた地域です。

■ 釈迦内・扇田地区
産業と教育の融合する静かな郊外
釈迦内・扇田は、大館市の北東部に位置する準都市圏エリア。秋田看護福祉大学が立地する釈迦内には、学生と地元住民が交流する風景が見られ、地域活動に学生が積極的に関わることで、新たな地域づくりのモデルが形成されつつあります。
一方、扇田地域には歴史ある神社や仏閣が点在し、町全体が落ち着いた雰囲気に包まれています。特に「扇田神明社」は、地域の精神的支柱として毎年の例祭では多くの参拝者を集めます。
釈迦内工業団地を中心に、製造業も根づいており、地域雇用の受け皿として地元経済を支えています。また、郊外型の大型店舗も増加し、生活の利便性も向上しています。

■ 十二所・早口地区
里山の暮らしと地域連携の力
南東部に広がる十二所・早口地域は、典型的な里山の風景が広がる地域です。小規模ながらも豊かな農地に囲まれ、米づくりや野菜栽培、果樹農業などが営まれています。
また、地域内には古くからの集会所や公民館が多く存在し、高齢者を中心とした「地域内助け合いネットワーク」が機能しています。買い物支援や移動サービスといった、高齢化社会に対応した柔軟な仕組みが住民の力で運営されています。
特に早口駅周辺では、JR花輪線を活用した観光列車の停車地としての整備も進められており、内陸の隠れた観光拠点として注目され始めています。

■ 田代地域
森林資源と共に生きる最奥の里
大館市の最南端に位置する田代地域は、広大な山林と林業が今なお息づく山村地帯です。この地域は、秋田杉をはじめとする銘木の産地としても知られており、製材業や木工産業の基盤となっています。
また、森林セラピーの導入や自然体験学習の場としても活用されており、都市部の子どもたちが自然と触れ合う機会を提供する教育拠点としても注目されています。
人口は少ないものの、住民たちは自給的な農と林の暮らしを守り続け、近年では林業を志す若者の移住も見られるようになりました。山間であっても情報通信網の整備が進んでおり、「田舎にいながら働く」スタイルが広がりつつあります。

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●代表的な観光スポット（掲載時）

★秋田犬の里
概要: 秋田犬の魅力を紹介する施設で、秋田犬に関する展示や実際の秋田犬とのふれあいが楽しめます。
おすすめの観光時期: 通年
アクセス方法: JR大館駅から徒歩約5分
必要な費用: 入館無料​

★秋田犬会館
概要: 秋田犬の歴史や文化を紹介する博物館で、資料展示や秋田犬の飼育も行われています。
おすすめの観光時期: 4月～11月（秋田犬の展示期間）
アクセス方法: JR大館駅からバスで約10分、大館市役所前下車徒歩約2分
必要な費用: 大人200円、子供100円​

★桂城公園
概要: 大館城跡に整備された公園で、春には桜が咲き誇り、花見スポットとして人気です。
おすすめの観光時期: 4月中旬～下旬（桜の見頃）
アクセス方法: JR東大館駅から徒歩約20分
必要な費用: 入園無料​

★大館郷土博物館
概要: 大館市の歴史や文化、自然についての展示がある博物館です。
おすすめの観光時期: 通年
アクセス方法: JR大館駅から車で約10分
必要な費用: 大人330円、高校生・大学生220円、小中学生110円​

★柴田慶信商店（わっぱビルヂング）
概要: 伝統工芸品「曲げわっぱ」の製造・販売を行う店舗で、製作体験も可能です。
おすすめの観光時期: 通年
アクセス方法: JR大館駅から徒歩約3分
必要な費用: 製作体験は内容により異なります（例：弁当箱製作体験約6,050円）​

★大館工芸社
概要: 秋田杉を使用した曲げわっぱの製造・販売を行う工房で、見学や体験も可能です。
おすすめの観光時期: 通年
アクセス方法: JR大館駅から車で約10分
必要な費用: 体験内容により異なります​

★石田ローズガーデン
概要: 約500種類のバラが植えられた庭園で、春と秋にバラまつりが開催されます。
おすすめの観光時期: 6月と10月（バラの見頃）
アクセス方法: JR大館駅から車で約5分
必要な費用: 入園無料​

★大館シャイニングストリート
概要: 冬季に開催されるイルミネーションイベントで、街路樹が美しくライトアップされます。
おすすめの観光時期: 12月上旬～翌年1月上旬
アクセス方法: JR大館駅から徒歩約10分
必要な費用: 観覧無料​

★十ノ瀬 藤の郷
概要: 藤の花が咲き誇る自然公園で、春には美しい藤棚が楽しめます。
おすすめの観光時期: 5月中旬～6月中旬
アクセス方法: JR下川沿駅から車で約15分
必要な費用: 入園無料​

★道の駅 ひない
概要: 比内地鶏の本場として知られる道の駅で、地元の特産品やグルメが楽しめます。
おすすめの観光時期: 通年
アクセス方法: JR扇田駅から車で約5分
必要な費用: 施設利用は無料、飲食や買い物は別途​

★長走風穴
概要: 夏でも内部温度が10℃以下という天然の冷風洞窟。天然クーラーとして昔から珍重されており、冷気で高山植物が育つ不思議なスポットです。
おすすめの観光時期: 7月～9月（涼を求めて）
アクセス方法: JR早口駅から車で約20分
必要な費用: 無料

★ニプロハチ公ドーム
概要: 巨大な多目的ドーム施設で、各種イベント・展示・スポーツ大会が開催されます。雨天でも観光や買い物が楽しめる場として活用されています。
おすすめの観光時期: 通年（イベント開催日に合わせて）
アクセス方法: JR大館駅から車で約10分
必要な費用: イベントによって異なる

★矢立峠
概要: 秋田と青森の県境に位置する峠で、古来より重要な交通路。森林浴やハイキングコースとして人気。
おすすめの観光時期: 新緑や紅葉の季節（5月・10月）
アクセス方法: JR矢立駅から徒歩20分
必要な費用: 無料

★大滝温泉
概要: 山あいの静かな温泉地で、自然に囲まれながら湯に浸かる贅沢が味わえます。源泉かけ流しの湯が人気。
おすすめの観光時期: 冬の雪見風呂が特におすすめ（12月～2月）
アクセス方法: JR早口駅から車で約25分
必要な費用: 入浴料500～800円

★田代岳
概要: 登山やトレッキングの名所で、高山植物の宝庫。山頂からの大館盆地の展望も絶景。
おすすめの観光時期: 登山シーズン（6月～10月）
アクセス方法: JR大館駅から車で田代登山口まで約40分、登山道入口から徒歩2～3時間
必要な費用: 無料

★道の駅たかのす「大太鼓の館」
概要: 世界最大級の和太鼓が展示されており、迫力ある音と歴史を体感できます。
おすすめの観光時期: 通年
アクセス方法: JR鷹ノ巣駅から徒歩10分
必要な費用: 大人330円、小中学生160円

★十二所神社
概要: 地元で親しまれる古社で、初詣や例大祭では多くの参拝者が訪れます。森に包まれた神聖な雰囲気。
おすすめの観光時期: 初詣（1月）や秋祭り（10月）
アクセス方法: JR十二所駅から徒歩15分
必要な費用: 無料

★扇田神明社
概要: 由緒ある神社で、厳かな空気の中に佇む本殿は見ごたえあり。地域の守り神的存在。
おすすめの観光時期: 新緑や紅葉の時期
アクセス方法: JR扇田駅から徒歩10分
必要な費用: 無料

★釈迦内の大イチョウ
概要: 樹齢700年とも言われる巨木で、秋には黄金色に輝く大樹が訪れる人々を圧倒します。
おすすめの観光時期: 11月上旬（紅葉）
アクセス方法: JR釈迦内駅から徒歩10分
必要な費用: 無料

★白髭大神社
概要: アメッコ市でおなじみの伝説的な神社。白髭を模した像が印象的で、ユニークなご利益を求める人も。
おすすめの観光時期: 2月（アメッコ市）
アクセス方法: JR東大館駅から徒歩15分
必要な費用: 無料

★大館能代空港展望デッキ
概要: 空港施設の中にある展望スペースで、離着陸の様子や大館の空を望む穴場スポット。
おすすめの観光時期: 晴天時（春・秋）
アクセス方法: 空港直結（市内中心部から車で約20分）
必要な費用: 無料

★大葛金山資料館
概要: かつての鉱山町の歴史を物語る資料館。近代産業の息吹を今に伝える展示。
おすすめの観光時期: 通年（冬期休館あり）
アクセス方法: JR大館駅から車で約40分
必要な費用: 大人300円、子ども100円

★比内とりの市会場（期間限定）
概要: 地元グルメイベントで、比内地鶏料理を堪能できる冬の風物詩。
おすすめの観光時期: 1月末～2月上旬
アクセス方法: JR大館駅から徒歩10分（大館樹海ドーム周辺）
必要な費用: 入場無料（飲食代別）

★大館駅前ハチ公像
概要: ハチ公生誕の地を象徴する像で、訪問の記念撮影スポットとして定番。
おすすめの観光時期: 通年
アクセス方法: JR大館駅前すぐ
必要な費用: 無料

★比内養鶏組合直売所
概要: 新鮮な比内地鶏を購入できるスポット。グルメ観光におすすめ。
おすすめの観光時期: 通年（特に正月前後）
アクセス方法: JR扇田駅から車で5分
必要な費用: 商品購入代

★まげわっぱ工芸館（体験施設）
概要: 曲げわっぱづくりを実際に体験できる施設。職人指導付きで初心者も安心。
おすすめの観光時期: 通年（予約推奨）
アクセス方法: JR大館駅から車で約15分

必要な費用: 体験費用3000円前後～

★旧本間家住宅
概要: 江戸時代の商家建築が残る貴重な文化財。風情ある町並みに溶け込んだ空間です。
おすすめの観光時期: 春・秋（見学しやすい気候）
アクセス方法: JR大館駅から徒歩20分
必要な費用: 見学無料

★大館樹海ライン（ドライブスポット）
概要: 緑と渓谷に包まれた絶景のドライブコース。四季折々の風景が楽しめる。
おすすめの観光時期: 紅葉時期（10月～11月）
アクセス方法: 車利用が必須（国道103号線）
必要な費用: 無料（ガソリン代等のみ）

★花岡平和記念館
概要: 戦争と人権の歴史を伝える記念館で、特に花岡事件の資料が充実しています。
おすすめの観光時期: 通年（予約推奨）
アクセス方法: JR花岡駅から徒歩15分
必要な費用: 見学無料

★長走風穴観察園
概要: 天然冷風洞の風穴の周囲に高山植物を観察できる園地。真夏でも肌寒さを感じる場所。
おすすめの観光時期: 6月～9月
アクセス方法: JR早口駅から車で20分
必要な費用: 入園無料

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●主な交通手段（掲載時）

■ 鉄道による移動：基幹のJR路線を活用する
JR奥羽本線と花輪線
大館市内を通る主な鉄道路線は「JR奥羽本線」と「JR花輪線」です。JR奥羽本線は青森方面（弘前・新青森）と秋田方面（大曲・秋田市）を結び、長距離移動の幹線として活用されます。
一方、花輪線は十和田八幡平方面へ向かうローカル線で、十二所駅・早口駅・扇田駅など、郊外の観光地に近い駅が点在します。列車の本数は1～2時間に1本程度と少ないため、事前の時刻確認が必要です。
駅からのアクセスと利便性
主要観光地である「秋田犬の里」「桂城公園」「郷土博物館」などは大館駅から徒歩圏内にあります。ただし「長走風穴」や「田代岳」など山間地のスポットは鉄道駅から遠いため、バスや車の併用が必須となります。

■ 路線バス：市内を網羅する地域の足
秋北バスの役割
市内を走る路線バスは、地元の秋北バス（しゅうほくバス）が主に運行しています。大館駅を発着点とし、花岡・比内・田代・釈迦内などの周辺地域へ向かう複数の系統が運行中です。
運賃は区間制で150円～600円前後。主要観光地のほとんどにバスでアクセス可能ですが、山間地では便数が限られているため、観光目的なら朝早くからの行動をおすすめします。
利用に役立つ情報
秋北バスの公式サイトでは時刻表やルート検索が可能です。スマートフォン対応の「乗換案内アプリ」や大館市観光案内所でも情報提供が受けられます。観光者向けの1日フリー乗車券（例：大人1000円程度）が販売される期間もあり、お得に移動できます。

■ タクシー移動：柔軟で快適な観光ルート
駅前タクシーと電話配車
JR大館駅・東大館駅など主要駅にはタクシー乗り場があり、比較的つかまりやすい環境です。駅周辺には「大館タクシー」「比内タクシー」など複数の事業者が営業しており、電話1本で配車可能。
距離に応じて料金は変動しますが、たとえば「大館駅～秋田犬会館」は片道およそ700～900円。「大館駅～長走風穴」は2500円前後が目安となります。
グループ観光にも便利
タクシーはグループ観光に最適です。数人でシェアすればコストパフォーマンスも良く、車内での移動も快適。特に高齢者連れや小さな子供との移動には最適な選択肢といえるでしょう。

■ レンタカー：大館観光の最強手段
市内と空港でのレンタカー営業所
大館市内には複数のレンタカー会社があります。JR大館駅前・大館能代空港・市中心部などに「トヨタレンタカー」「ニッポンレンタカー」「オリックス」などの営業所が展開されています。
レンタカーの料金は軽自動車で半日4000円～、1日利用で6000円～程度。ナビ付き車種が多く、スマホ連携型も増加中。山間部や温泉地など、バスの届かない場所を巡るには圧倒的に有利です。
季節と道路状況への注意
大館は冬期の積雪が多く、12月～3月はスタッドレスタイヤ必須。山間部や橋上では凍結の可能性があるため、運転経験が浅い人には不向きな場面も。春から秋は新緑や紅葉を車窓から楽しむことができ、快適なドライブ旅が叶います。

■ レンタサイクル：徒歩以上・車未満の距離に最適
駅周辺のサイクリングサービス
JR大館駅では、大館市観光協会による「レンタサイクル」サービスが提供されています。電動アシスト付き自転車もあり、1日500円～800円で利用可能。市街地観光には特におすすめです。
桂城公園・秋田犬の里・わっぱビルヂング・郷土博物館など、密集した観光地を巡るには徒歩よりも効率的で快適。春～秋にかけては、市内のさわやかな空気と風景を感じながら移動できる贅沢があります。

■ 徒歩観光：レトロと自然を味わう最も原始的手段
歩いてこそ見えるまちの表情
大館駅を起点に、徒歩30分圏内には多くの観光地が密集しています。たとえば「秋田犬の里」～「大館郷土博物館」～「桂城公園」～「石田ローズガーデン」などは、徒歩だけで巡ることが可能。途中の老舗和菓子店や郷土料理の食堂なども楽しみの一つです。
また、秋には桜並木や銀杏の道が美しい「長根山」周辺の散策もおすすめ。風情ある家並みや地元の暮らしにふれるチャンスが得られるのも、徒歩観光ならではの醍醐味です。

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●代表的な名物・名産品・特産品（掲載時）

★比内地鶏
概要: 日本三大地鶏の一つで、引き締まった肉質と豊かな旨味が特徴。きりたんぽ鍋や親子丼など、さまざまな料理に使用されます。
参考価格: 100gあたり約500円～1,000円​

★きりたんぽ
概要: 炊いた米をつぶして棒に巻き、焼き上げたもの。比内地鶏の出汁で煮込む「きりたんぽ鍋」は大館の郷土料理です。
参考価格: 1セット（3～4人前）で約2,000円～3,000円​

★曲げわっぱ
概要: 秋田杉を使用した伝統工芸品。軽くて丈夫で、弁当箱やお盆などに利用されます。
参考価格: 弁当箱で約5,000円～10,000円​

★鶏めし弁当
概要: 甘辛く煮た鶏肉をご飯にのせた駅弁。冷めても美味しく、長年愛されている逸品です。
参考価格: 1個約900円​

★とんぶり
概要: ホウキグサの種子を加工した食品で、「畑のキャビア」とも呼ばれます。プチプチとした食感が特徴。
参考価格: 100gあたり約500円​

★山の芋
概要: 強い粘りと豊富な栄養価を持つ芋で、「山のうなぎ」とも称されます。とろろやお好み焼きの材料として人気。
参考価格: 1kgあたり約1,000円～1,500円​

★明けがらす
概要: クルミを寒氷で包んだ和菓子で、独特の甘味と食感が特徴。お茶請けとして親しまれています。
参考価格: 1箱（10個入り）約1,000円​

★ハチ公最中
概要: 忠犬ハチ公をモチーフにした最中で、可愛らしい見た目と上品な甘さが魅力。
参考価格: 1個約150円​

★煉屋バナナ
概要: バナナ風味の餡をカステラ生地で包んだお菓子。懐かしい味わいが人気です。
参考価格: 1箱（16本入り）約1,500円​

★中山そば
概要: 中山地区で作られる手打ちそばで、風味豊かでコシのある食感が特徴。
参考価格: 1人前約500円​

★天然アカシア蜜
概要: 大館の自然豊かな環境で採取された純粋な蜂蜜。上品な甘さと香りが特徴。
参考価格: 300gあたり約1,200円​

★たけのこ缶詰
概要: 地元で採れた根曲がり竹を使用した缶詰。柔らかく、煮物や炒め物に最適。
参考価格: 1缶約500円​

★釈迦内ひまわり油
概要: 釈迦内地区で栽培されたひまわりから採取された油。香ばしい風味が特徴。
参考価格: 200mlあたり約800円​

★北鹿（日本酒）
概要: 大館市の酒造「北鹿」が製造する地酒。芳醇な香りとまろやかな味わいが特徴。
参考価格: 720mlあたり約1,200円​

★あきたこまち（大館産）
概要: 秋田県を代表するブランド米で、粘りと甘みが特徴。大館産は特に評価が高い。
参考価格: 5kgあたり約2,500円​

★中山梨
概要: 中山地区で栽培される梨で、ジューシーで甘みが強いのが特徴。
参考価格: 1個約300円​

★大館ホップ
概要: ビールの香りづけに使用されるホップで、大館の気候が品質の良さを支えています。
参考価格: 100gあたり約1,000円​

★葉たばこ
概要: 大館市で栽培されるたばこの葉。乾燥・選別され、たばこ製品の原料となります。
参考価格: 市場価格により変動​

★比内地鶏がゆ
概要: 比内地鶏の出汁で炊いたおかゆ。体に優しく、風味豊かな味わい。
参考価格: 1パック約500円​

★とんぶりあんかけ
概要: とんぶりを使用したあんかけで、天ぷらやフライにかけて楽しめます。
参考価格: 1瓶約600円​

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●人気のお土産（掲載時）

★おおだてえだまめモナカ
概要: 大館市は、日本有数の枝豆の産地。「おおだてえだまめモナカ」は、コクのある枝豆餡を包み込んだ枝豆の形の最中。秋田産の「あきた香り五葉」と呼ばれる品種の枝豆を使用し、市内の菓子店が共同開発した枝豆スイーツです。
参考価格: 6個入りBOXで約970円​

★煉屋バナナ
概要: バナナ風味の餡をカステラ生地で包んだお菓子。懐かしい味わいが人気です。
考価格: 1箱（16本入り）約1,500円​

★ハチ公最中
概要: 忠犬ハチ公をモチーフにした最中で、可愛らしい見た目と上品な甘さが魅力。
参考価格: 1個約150円​

★明けがらす
概要: クルミを寒氷で包んだ和菓子で、独特の甘味と食感が特徴。お茶請けとして親しまれています。
参考価格: 1箱（10個入り）約1,000円​

★秋田小雪
概要: 素材と製法にこだわり、インターネットの通信販売サイトで人気を博したプレミアムケーキ。冷凍のままアイスクリーム感覚で、半解凍で外はふわふわ、中はシャリシャリの感覚を、完全解凍でしっとりふわふわ感を楽しめます。
参考価格: 1個約300円​

★それいけ！はちくん
概要: 大館市の観光キャラクター「はちくん」をモチーフにしたバタークッキー。可愛らしいパッケージが特徴です。
参考価格: 1箱（10枚入り）約1,000円​

★大館えだまめラスク
概要: 大館産の枝豆を使用したラスク。サクサクとした食感と枝豆の風味が楽しめます。
参考価格: 1袋約500円​

★秋田の枝豆スナック
概要: 枝豆の風味を活かしたスナック菓子。お茶請けやおつまみに最適です。
参考価格: 1袋約864円​

★大館の曲げわっぱ
概要: 秋田杉を使用した伝統工芸品。軽くて丈夫で、弁当箱やお盆などに利用されます。
参考価格: 弁当箱で約5,000円～10,000円​

★比内地鶏スープ
概要: 比内地鶏の旨味を凝縮したスープ。ラーメンや鍋のベースとして人気です。
参考価格: 1パック約500円​

★とんぶり
概要: ホウキグサの種子を加工した食品で、「畑のキャビア」とも呼ばれます。プチプチとした食感が特徴。
参考価格: 100gあたり約500円​

★山の芋
概要: 強い粘りと豊富な栄養価を持つ芋で、「山のうなぎ」とも称されます。とろろやお好み焼きの材料として人気。
参考価格: 1kgあたり約1,000円～1,500円​

★天然アカシア蜜
概要: 大館の自然豊かな環境で採取された純粋な蜂蜜。上品な甘さと香りが特徴。
参考価格: 300gあたり約1,200円​

★たけのこ缶詰
概要: 地元で採れた根曲がり竹を使用した缶詰。柔らかく、煮物や炒め物に最適。
参考価格: 1缶約500円​

★釈迦内ひまわり油
概要: 釈迦内地区で栽培されたひまわりから採取された油。香ばしい風味が特徴。
参考価格: 200mlあたり約800円​

★北鹿（日本酒）
概要: 大館市の酒造「北鹿」が製造する地酒。芳醇な香りとまろやかな味わいが特徴。
参考価格: 720mlあたり約1,200円​

★あきたこまち（大館産）
概要: 秋田県を代表するブランド米で、粘りと甘みが特徴。大館産は特に評価が高い。
参考価格: 5kgあたり約2,500円​

★中山梨
概要: 中山地区で栽培される梨で、ジューシーで甘みが強いのが特徴。
参考価格: 1個約300円​

★大館ホップ
概要: ビールの香りづけに使用されるホップで、大館の気候が品質の良さを支えています。
参考価格: 100gあたり約1,000円​

★葉たばこ
概要: 大館市で栽培されるたばこの葉。乾燥・選別され、たばこ製品の原料となります。
参考価格: 市場価格により変動​

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●代表的な食文化・ご当地グルメ（掲載時）

■ 比内地鶏ときりたんぽ鍋：大館の味覚の象徴
大館市は、比内地鶏の産地として知られています。​比内地鶏は、締まった肉質と深い旨味が特徴で、特に「きりたんぽ鍋」に欠かせない存在です。​きりたんぽ鍋は、炊いた米を潰して棒に巻き、焼き上げた「きりたんぽ」を、比内地鶏の出汁で煮込んだ鍋料理で、地元の家庭でも親しまれています。​毎年10月には「本場大館きりたんぽまつり」が開催され、多くの人々がこの郷土料理を楽しみに訪れます。​

■ 鶏めし：駅弁から生まれた郷土の味
「鶏めし」は、大館駅前にある「花善」が提供する名物料理です。​甘辛く煮た鶏肉をご飯にのせたこの料理は、もともと従業員のまかない飯として生まれましたが、その美味しさから商品化され、今では大館を代表する駅弁として知られています。​冷めても美味しく、旅のお供としても人気があります。​

■ 枝豆を使ったスイーツ：おおだてえだまめモナカ
大館市は枝豆の産地としても有名で、その枝豆を使用したスイーツ「おおだてえだまめモナカ」が注目されています。​枝豆の風味を活かした餡を、枝豆の形を模した最中で包んだこのお菓子は、見た目の可愛らしさと独特の味わいで、多くの人々に親しまれています。​

■ 曲げわっぱとスイーツの融合：曲げわっぱティラミス
大館市の伝統工芸品である「曲げわっぱ」を器に使用したスイーツ「曲げわっぱティラミス」が話題を集めています。​地元のカフェ「S.witch cafe」では、手のひらサイズの曲げわっぱに、濃厚なマスカルポーネクリームとエスプレッソを染み込ませたスポンジを重ねたティラミスを提供しています。​見た目の美しさと本格的な味わいが魅力です。​

■ 地元のラーメン文化：煮干中華あさり
大館市には、地元の食材を活かしたラーメン店も多く存在します。​「煮干中華あさり」は、煮干しの出汁をベースにしたラーメンを提供しており、あっさりとした味わいが特徴です。​地元の人々だけでなく、観光客にも人気のある一杯です。

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●代表的な祭・イベント（掲載時）

★大館桜まつり
概要：​桂城公園を中心に開催される桜の祭典で、ライトアップされた夜桜やステージイベントが楽しめます。
開催時期：​毎年4月中旬～5月上旬
アクセス：​JR奥羽本線「大館駅」から徒歩約15分
費用：入場無料​

★老犬神社例大祭
概要：​忠犬ハチ公を祀る老犬神社で行われる春の例大祭。​地元の人々による奉納行事が行われます。
開催時期：​毎年4月16日～17日
アクセス：​JR花輪線「沢尻駅」から徒歩約20分
費用：見学無料​

★天然記念物秋田犬本部展覧会
概要：​秋田犬の保存と普及を目的とした展覧会で、全国から多くの愛好家が集まります。
開催時期：​毎年5月上旬
アクセス：​JR奥羽本線「大館駅」から徒歩約20分
費用：見学無料​

★大館大文字まつり
概要：​鳳凰山に「大」の火文字が浮かび上がり、長木川河川敷では花火大会が開催される夏の風物詩です。
開催時期：​毎年8月11日
アクセス：​JR奥羽本線「大館駅」から徒歩約15分
費用：観覧無料​

★大館神明社例祭余興奉納行事
概要：​400年以上の歴史を持つ祭りで、山車の巡行や大館囃子の演奏が行われます。
開催時期：​毎年9月10日～11日
アクセス：​JR奥羽本線「大館駅」から徒歩約15分
費用：見学無料​

★大館バラまつり（シーズン1）
概要：​石田ローズガーデンで開催されるバラの祭典で、約300種のバラが咲き誇ります。
開催時期：​毎年5月下旬～6月中旬
アクセス：​JR花輪線「東大館駅」から徒歩約10分
費用：入場無料​

★田代名産たけのこ祭り
概要：​地元特産のたけのこを使った料理や販売が行われるイベントです。
開催時期：​毎年6月上旬
アクセス：​JR奥羽本線「早口駅」から車で約15分
費用：入場無料​

★大館市エコフェア&マンモスフリーマーケット
概要：​環境保全をテーマにしたフェアと、大規模なフリーマーケットが同時開催されます。
開催時期：​毎年7月中旬
アクセス：​JR奥羽本線「大館駅」から徒歩約20分
費用：入場無料​

★本場大館きりたんぽまつり
概要：​秋田名物きりたんぽをテーマにした食の祭典で、様々なきりたんぽ料理が楽しめます。
開催時期：​毎年10月中旬
アクセス：​JR奥羽本線「大館駅」から徒歩約20分
費用：​入場無料（飲食は有料）​

★大館バラまつり（シーズン2）
概要：​秋にも開催されるバラまつりで、秋咲きのバラが楽しめます。
開催時期：​毎年10月上旬～中旬
アクセス：​JR花輪線「東大館駅」から徒歩約10分
費用：入場無料​

★五色湖まつり
概要：​山瀬ダム周辺で開催される秋の祭りで、地元の特産品販売やステージイベントが行われます。
開催時期：​毎年10月下旬
アクセス：​JR奥羽本線「下川沿駅」から車で約20分
費用：入場無料​

★大館圏域産業祭
概要：​地域の産業や特産品を紹介するイベントで、展示や販売が行われます。
開催時期：​毎年10月下旬
アクセス：​JR奥羽本線「大館駅」から徒歩約20分
費用：入場無料​

★大館アメッコ市
概要：​「この日にアメを食べると風邪をひかない」と言われる伝統行事で、飴の露店や秋田犬パレードが行われます。
開催時期：​毎年2月上旬
アクセス：​JR奥羽本線「大館駅」から徒歩約15分
費用：入場無料​

★十二所かまくら焼き
概要：​雪で作られたかまくらを焼き払い、無病息災を祈願する行事です。
開催時期：​毎年2月中旬
アクセス：​JR花輪線「十二所駅」から徒歩約10分
費用：見学無料​

★大館シャイニングストリート
概要：​市内中心部の通りがイルミネーションで彩られる冬のイベントです。
開催時期：​毎年12月上旬～翌年1月中旬
アクセス：​JR奥羽本線「大館駅」から徒歩約10分
費用：観覧無料​

★比内とりの市
概要：​比内地鶏を中心とした食のイベントで、地元の特産品が販売されます。
開催時期：​毎年1月下旬
アクセス：​JR花輪線「扇田駅」から徒歩約15分
費用：​入場無料（飲食は有料）

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●特性（掲載時）

■ 自然と共生する暮らし：大館市の地域性
大館市は、秋田県北部に位置し、四季折々の自然に囲まれた地域です。​春には桜が咲き誇り、夏には緑豊かな山々が広がります。​秋には紅葉が美しく、冬には雪景色が広がるなど、自然の移ろいを感じながら暮らすことができます。​このような環境の中で育まれた地域性は、自然との共生を大切にする暮らし方や、地域の人々の温かさに表れています。​

■ 地域の絆を深める祭りと行事
大館市では、地域の絆を深めるための祭りや行事が盛んに行われています。​例えば、毎年10月に開催される「本場大館きりたんぽまつり」では、地元の特産品であるきりたんぽを使った料理が振る舞われ、多くの人々が集まります。​また、春には「忠犬ハチ公慰霊祭」が行われ、ハチ公の故郷である大館市ならではの行事として親しまれています。​

■ 大館弁：地域の個性を映す言葉
大館市では、独自の方言である「大館弁」が話されています。​例えば、「あい」は驚きや落胆、満足などの際に使われる表現で、「あい、えで」と言えば「おお、いいなあ」といった意味になります。​また、「あがべ」は「あっかんべえ」と同義語で、子どもたちが使う表現です。​このような方言は、地域の個性や文化を映し出すものであり、大館市の魅力の一つとなっています。​

■ 近隣地域とのつながりと交流
大館市は、東側で鹿角市や小坂町、西側で北秋田市や藤里町、南側で北秋田市、北側で青森県と接しています。​これらの地域との交流は、経済や文化、観光などさまざまな分野で行われており、地域全体の発展に寄与しています。​例えば、秋田犬の保存や繁殖、育成を支援し、観光振興を図る取り組みなどが行われており、地域間の連携が進められています。

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●過去に人気だった店（掲載時）

■ 昭和ノスタルジーと共に歩んだ老舗：★三浦屋百貨店
大館市民の記憶に色濃く残る存在といえば、かつて「町の百貨店」として賑わいを見せた三浦屋百貨店です。昭和中期、大館の駅前通りに立地し、地元客や観光客で賑わいました。食料品から衣料品、贈答品、化粧品、さらに屋上遊園地まで揃う総合デパートで、特に歳末の「お歳暮市」は地元紙の折込チラシでも話題になったものです。
しかしバブル経済崩壊後、郊外型ショッピングセンターの台頭や人口減少の煽りを受け、徐々に集客力が低下。平成初期に惜しまれつつ閉店となりました。閉店後も地元の人々の間では、「お正月のおもちゃを買いに行った記憶」や「屋上のミニ観覧車」など、思い出の宝庫として語られています。

■ 昭和の甘味処の名残：★さかいのアイスクリーム本舗
大館市が誇るローカルスイーツといえば「さかいのアイス」です。昭和30年代に創業され、古風な木造店舗で提供された手作りアイスは、濃厚でどこか懐かしい味。市内の祭りやイベントでは定番の出店となり、夏には行列ができるほどでした。
製造方法にこだわり、乳脂肪を抑えたさっぱり系でありながらコクがあり、特に名物の「バナナアイス」は大人から子供まで人気を博しました。近年は店舗としての営業は終了しましたが、今も地元の一部スーパーで数量限定で販売されることがあり、「幻の味」としてリバイバル的に愛されています。

■ 映画文化の灯をともした館：★大館日活劇場
1950年代から70年代にかけて、映画全盛期の大館市にあって存在感を放ったのが「大館日活劇場」です。駅から徒歩数分の場所にあり、モダンな建築と大スクリーンで、名画から時代劇、日活ロマンポルノまで幅広く上映されてきました。
多くの若者がデートスポットとして訪れ、土日には立ち見が出るほどの盛況ぶり。時代の変遷とともにビデオ文化が広がり、平成に入る頃には閉館。今は更地となっていますが、当時の看板やポスターがネットオークションなどで出回り、コアなファンの間では「幻の劇場」として語り草となっています。

■ 音楽と喫茶が交差した名所：★喫茶エルム
1970～80年代の青春を彩った場所として忘れられないのが、駅前通りにあった喫茶「エルム」です。コーヒーとカレーライスが名物のこの店は、内装にウッディな落ち着きを持ち、奥にはジュークボックスが設置されており、常にBGMとして流れていたのはフォークや歌謡曲の名曲たちでした。
高校生や大学生、仕事帰りの社会人が集う憩いの場であり、時にはアマチュアバンドのライブも開かれました。平成に入って間もなく閉店となりましたが、その独特の雰囲気はSNS世代にも「タイムスリップできる喫茶店」として再評価されています。

■ 地元民の胃袋を掴んだ老舗中華：★広東飯店 華園
かつて大館市の中心部、川沿いに構えていた老舗中華「華園」は、昭和50年代から続く人気の中華料理店でした。ラーメンやチャーハンといった定番メニューのほか、ボリューム満点の「五目焼きそば」や「天津飯」が地元民の定番。
店主の包丁さばきは「音で味が伝わる」とまで言われるほど軽快で、厨房から聞こえるリズミカルな音が空腹を誘ったものです。平成末期に惜しまれながらも閉店。今でもSNSで「復活してほしい店」ランキングに名前が挙がるほどの名店でした。

■ 地元民の週末の楽しみ：★池内ボウル
ボウリングブームが地方にも広がった昭和40年代、大館市民にとってのレジャーの中心地となったのが「池内ボウル」です。数多くのレーンを備えた施設は、家族連れや企業のレクリエーションの定番となり、土日は予約必須の人気ぶりでした。
レーン脇には軽食スペースも設けられ、ハンバーガーやナポリタンが子どもたちに人気。時代とともに他の娯楽施設の増加や人口減により来場者は減少し、平成中期に閉業。今ではボウリング用品の展示や写真が市民団体によって保存・公開されています。

■ 一世を風靡した異国の風：★ジャマイカ風レストラン「レゲエ・ハウス」
平成初期、大館の片隅に突如現れた異彩の存在が「レゲエ・ハウス」。ジャークチキンやココナッツカレーといった本格ジャマイカ料理が味わえる店で、店内にはラスタカラーが溢れ、ボブ・マーリーのレコードがBGMとして流れていました。
都市部でもまだ珍しかったカリブ系料理に大館の若者たちは魅了され、一時はファッションやカルチャーの発信地として機能。しかし経営者の高齢化に伴い2010年代に閉店。今でも「こんな大胆な挑戦があった」と語り草になる店です。

■ 買い物の拠点だった存在：★サン・マート大館店
市民の暮らしを支えた日用品の大型店として知られる「サン・マート大館店」は、平成初期に登場。日配食品、衣料品、家具・雑貨まで揃い、駐車場の広さも相まって休日の買い物客で賑わいました。
特売日は開店前から行列ができることもあり、地域に根ざしたチラシ戦略や「火曜市」は特に定評がありました。大型ショッピングモールの進出で徐々にその役目を終え、閉店後は地域の商業地図が大きく変わるきっかけともなりました。

■ 子どもたちの楽園：★おもちゃのカトウ
文房具から学用品、そして多種多様なおもちゃを扱っていた「おもちゃのカトウ」は、子どもたちにとって夢の空間でした。特にクリスマスシーズンには市内の親子連れが集い、ショーウィンドウには華やかなディスプレイが飾られました。
平成に入りTVゲームが主流になる中で、プラモデルやボードゲーム、ぬいぐるみなど、昔ながらの玩具を守り続けた姿勢が好感されていました。2020年代に惜しまれながら閉店。現在も地元では語り継がれる「子どものためのパラダイス」です。

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●過去の出来事（掲載時）

■ 忘れられない凍てついた惨劇：1972年「大館山林火災」
1972年、まだ春の芽吹きが訪れる前の4月、大館市の郊外に広がる山林で、乾燥した風にあおられて発生した火災は、瞬く間に数百ヘクタールにまで広がりました。当時、地元の消防団や自衛隊までもが出動する異例の対応がとられましたが、乾いた風と急峻な地形が延焼を助け、鎮火には数日を要しました。
この火災では林業従事者数名が命を落とし、多くの杉の植林地が焼失。大館の木材業界に大打撃を与えると同時に、防災意識の高まりのきっかけともなりました。市民の間では今なお「大館の山が赤く染まった日」として語り継がれています。

■ 全国を賑わせたニュース：忠犬ハチ公の「帰郷騒動」
1930年代後半、渋谷駅での忠義なエピソードで有名になった秋田犬・ハチ公が、実は大館市生まれであることが大々的に報じられたことで、地元では「帰ってきた英雄」として話題を集めました。
このブームに乗じて、大館駅前にはハチ公の生家にまつわる看板や観光案内が設置され、記念切手の発行や関連グッズの販売まで行われました。昭和の終わりには「ハチ公里帰り運動」が市民の間で立ち上がり、渋谷と大館の交流が活発化。現在の「秋田犬の里」建設にもつながった一連の動きは、地元に誇りと観光資源の価値を再認識させる出来事でした。

■ 平成の初頭を揺るがした：大館市長汚職事件
1990年代、大館市のある市政関係者が公共工事の談合疑惑で逮捕された事件は、地元だけでなく全国ニュースでも取り上げられました。とくに問題視されたのは、地元建設業者との長年にわたる癒着構造。市政への信頼が揺らぐ中、市民からは再発防止と透明性向上を求める声が高まりました。
この事件を受け、大館市では第三者委員会の設置や契約制度の見直しなどが実施され、結果的には行政の近代化・健全化を進める契機となりました。「信頼は一日にして成らず」との教訓を市全体に刻んだ象徴的な出来事です。

■ 全国に勇気を与えた「比内地鶏ブランド化成功」
一時は絶滅寸前まで追いやられていた比内鶏が、関係者の努力により復元・改良され、「比内地鶏」としてブランド認定された2000年代初頭。この成功は、全国の地鶏生産者にも大きな影響を与えました。
その背景には、大館市の養鶏農家や畜産研究者による十数年にわたる血統保存と改良の取り組みがありました。今や比内地鶏は、日本三大地鶏のひとつとして広く知られ、秋田県内外の飲食店で高級食材として扱われています。「鶏一羽で町が変わる」と称されるほど、大館経済とアイデンティティを支える存在となったこの物語は、市民の誇りそのものです。

■ 極寒の挑戦：氷点下30度を記録した伝説の冬
1981年1月、大館市では観測史上稀に見る−30.5℃という極寒を記録。これは東北地方でも有数の低温記録として記憶されています。この極寒によって、市内では水道管の破裂や車の凍結トラブルが相次ぎ、市民生活に大きな影響を与えました。
しかし、この記録的寒波の年以降、大館では「寒さとともに暮らす知恵」が語られるようになり、防寒住宅の設計や除雪体制の強化が進められるきっかけとなりました。今でも「大館の冬は他と違う」と誇らしげに語られる背景には、この極寒の年の記憶が刻まれています。

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