【都道府県】 島根県
【市町村】 安来市
【面積】 420.93km2
【人口】 37,420人（2020年1月1日）
【人口密度】 88.9人/km2
【市役所】 島根県安来市安来町878番地2
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概要
島根県（旧出雲国東部）の市。
出雲国風土記よりスサノオノミコトより安来と命名されたと伝えられている。
旧能義郡（『出雲国風土記』：意宇郡）。
安来市は島根県の東端に位置し、鳥取県と県境である。
かつては神聖な地であったらしく、この地区の土地名を冠する神社名が全国に散見される。
砥神（十神）、加茂（下鴨）、安来（八杉、安居）、伯太（博多）、広瀬、月山、能義（乃木）、磐船（岩舟）、意多伎（おだき＝愛宕あたご）、伊勢、楯縫（風土記に残る郷の名称）宇賀（荘）、車山、飯生（稲荷）、比婆、久米、諏訪、吉佐、八幡、母里、桑名、社日など。
旧広瀬町、旧伯太町は豪雪地帯に指定されている。
弥生/古墳時代の間にかけて出雲に強力な王権が発生するが、その中心地（東部出雲王朝）だったという説がある。
全国最大級の方墳である造山古墳群や出雲文化圏特有の四隅突出型墳丘墓（国内最大級の集中地帯）などを含む多くの古墳が発掘されており、弥生から古墳時代にかけて約500年の間、連綿と栄えた地域である。
当時の出雲は筑紫、大和、毛野と並ぶかそれ以上の古代日本の有力な地方政権で、弥生後期においては北陸まで及ぶ日本海沿岸には四隅突出型墳墓形式で規格化された連合政体のようなものがあった。
ヤマトとともに抜きん出た勢力を誇り意宇王の指導のもとで一時は独立王朝をなしたという説がある。
山陰では鉄器も北九州に準ずる量が発掘されており、安来でも弥生期の製鐵遺構が竹ヶ崎・柳遺跡で見つかっているため、これらの鉄が当時鉄不足であった大和地方へ供給されヤマト朝廷建国の原動力となったという説がある。
実際前近代的な野だたらは弥生時代以降、連綿と続いていたようで製鉄遺跡として認知されている。
1954年（昭和29年）4月1日に能義郡安来町、赤江村、荒島村、飯梨村、大塚村が新設合併。
島根県下で6番目に市制を施行して安来市となる（江津市と同日施行）。
連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の影響で、武良布枝の故郷に多くの観光客が訪れている。
【産業】
安来鋼（ヤスキハガネ）、安来織、出雲織、八幡焼、錦山焼、月山鼓窯、母里焼、安来節人形、民芸木工家具、武者のぼり、広瀬和紙、蒔絵、広瀬絣、チューリップ、たけのこ、安来梨、安来米（安来どじょう米）、尼子そば、ドジョウ、安来和牛（安来牛（広瀬牛、伯太牛））、安来いちご
【専門学校】
島根総合福祉専門学校
【高等学校】
安来高等学校、情報科学高等学校
【中学校】
第一中学校、第二中学校、第三中学校、広瀬中学校、伯太中学校
【小学校】
十神小学校、社日小学校、島田小学校、宇賀荘小学校、南小学校、能義小学校、飯梨小学校、荒島小学校、赤江小学校、広瀬小学校、比田小学校、山佐小学校、布部小学校、安田小学校、母里小学校、井尻小学校、赤屋小学校
【JR西日本 山陰本線】
安来駅 – 荒島駅
【道路】
山陰自動車道、国道9号、国道432号
【道の駅】
広瀬・富田城、あらエッサ
【博物館・美術館】
和鋼博物館、足立美術館、加納美術館、安来市立歴史資料館、金屋子民俗神話館、安来節屋、広瀬絣センター
【温泉】
鷺ノ湯温泉、比田温泉、広瀬温泉
【寺院】
清水寺、雲樹寺、覚永寺、経王寺、巌倉寺、城安寺、岩舟山印珠寺、洞光寺、西方寺、松源寺、長台寺、常福寺
【神社】
比婆山久米神社、能義神社、意多伎神社、支布佐神社、安来神社、出雲路幸神社、山狭神社、嘉羅久利神社、都辨志呂神社、金屋子神社、磐船神社、比太神社、布弁神社、富田八幡宮、田面神社、縄久利神社、志保美神社、荒島八幡、赤江八幡、賀茂神社、貴布禰神社、川根神社、塩津山神社、須賀神社、大塚大神宮、住吉神社、鹿島神社、香取神社、伊勢神社
【名所・旧跡・観光スポット】
十神山城、月山富田城、造山古墳群、大成古墳、仲仙寺古墳、神代古墳、矢田古墳群、岩舟古墳、宮山古墳群、塩津山古墳群、毘売塚古墳、糺神社古墳群、鷹入の滝、社日公園（安来公園）、母里チューリップ畑、野だたらと椿の里、上の台緑の村（日向尾根古墳）
【祭事・催事・イベント】
月の輪神事、広瀬祇園祭り、チューリップ祭り
【伝統芸能】
安来節
【著名な出身人物】
ネゴシックス（芸人）、美留香（ものまねタレント）、べるを（ローカルタレント）、原田修志（ロックバンド「向風」）、多奈部聖士（ロックバンドナショヲナル、Multi Colored Vox）、長谷川裕倫（ロックバンド「あぶらだこ」）、河井寛次郎（陶芸家）、米原雲海（彫刻家）、渡部お糸（安来節）、船川利夫（作曲家）
